1.3.24 差分データの管理
差分データはトラック単位のビットマップで管理されます。ペアが中断しているときに書き込み命令を受領したトラックが、差分ビットマップとして管理されます。
ボリュームの容量が4,194,304MB(8,589,934,592block)より大きいDP-VOLを使用してGADペアを作成した場合、GADペアのボリュームが関連づけられているプールで差分データが管理されます。この場合、ボリュームの容量4,123,168,604,160バイトごとに、プログラムプロダクトの構成に応じた差分管理データ用のプール容量(最大4ページ)が必要です。
- メモ
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プールで管理されている差分データ(ページ)は、次の手順で解放します。
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ページを解放したい仮想ボリュームを使用しているすべてのペアを削除します。
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システムオプションモード755をOFFにします。
システムオプションモード755をOFFにすると、ゼロデータページを破棄できるようになります。
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閉塞しているプールを回復します。
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仮想ボリュームのページを解放します。
Storage Navigatorでは[ゼロデータページ破棄]画面を、RAID Managerではraidcom modify ldevコマンドを使用します。
ページの解放には時間が掛かることがあります。また、4,194,304MBより大きいDP-VOLのGADペア作成をサポートしていないファームウェアバージョンへダウングレードするときにも、ページの解放が必要です。
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なお、ボリュームの容量が4,194,304MB(8,589,934,592block)より大きいDP-VOLを使用してGADペアを作成したあとで、プールの容量不足によってプールで差分データを管理できないことがあります。この場合、GADペアを再同期するときには、プライマリボリュームのすべてのデータがトラック単位でセカンダリボリュームにコピーされます。