1.10.27 プログラムプロダクトを連携した状態でのDP-VOLの容量拡張
ここでは、プログラムプロダクト連携時の容量拡張順序を説明します。最初に基本的な考え方を説明し、次に具体的な操作手順を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) プログラムプロダクト連携時の容量拡張順序の考え方
TrueCopyペアが次のプログラムプロダクトと連携している状態で、TrueCopyペアおよび各プログラムプロダクトのペアが使用しているDP-VOLの容量を拡張できます。
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Universal Replicator
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ShadowImage
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Thin Image
TrueCopyペアが各プログラムプロダクトと連携した構成の場合、各DP-VOLの拡張順序は、次の2つの拡張順序を合わせこんだ順序となります。
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TrueCopyペアの1対1構成時の拡張順序
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各プログラムプロダクトの1対1構成時の拡張順序
次にプログラムプロダクト連携を考慮した、DP-VOLの拡張順序の考え方を示します。
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リモートコピー(TrueCopy/Universal Replicator/GAD)が存在する場合
リモートコピーの末端となるS-VOL側から拡張し、最後にP-VOL側を拡張します。
具体的な拡張手順については、次の手順を参照してください。
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リモートコピー(TrueCopy/Universal Replicator/GAD)にローカルコピー(ShadowImage/Thin Image)が連携している場合
次に示すまとまりごとに拡張します。最初に、リモートコピーのS-VOLのまとまりを拡張し、次に、リモートコピーのP-VOLのまとまりを拡張します。
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リモートコピーのS-VOLと、そのS-VOLと連携しているローカルコピーのボリュームすべてのまとまり
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リモートコピーのP-VOLと、そのP-VOLと連携しているローカルコピーのボリュームすべてのまとまり
まとまり内の拡張順序は、ローカルコピーの拡張順序に従います。
具体的な拡張手順については、次の手順を参照してください。
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ローカルコピー(ShadowImage/Thin Image)の拡張順序は、上の階層から順に実施します。 同一階層の場合は順不同です。
(2) ローカルコピーのS-VOLにリモートコピーのP-VOLを連携する構成での容量拡張順序の考え方
リモートコピーのP-VOLにローカルコピーのS-VOLが連携していた場合、次の順番で容量拡張します。
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リモートコピーのS-VOLのまとまりを容量拡張します(図の「1」、「2」、「3」)。
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リモートコピーのP-VOLのまとまりを容量拡張します(図の「4」、「5」、「6」)。
手順2では、ローカルコピーの拡張順序が優先され、上の階層から順に拡張するため、ローカルコピーのP-VOLを拡張してから、次にリモートコピーのP-VOLと連携しているローカルコピーのS-VOLを拡張します。
たとえば、次の図のようにTrueCopyまたはUniversal ReplicatorのP-VOLにShadowImageのS-VOLが連携している場合、ShadowImageのP-VOL(図中の「4」のボリューム)を先に拡張します。続いて、ShadowImageのS-VOL(=TrueCopyまたはUniversal ReplicatorのP-VOL(図中の右側の「5」のボリューム))、ShadowImageの同じ階層のボリューム、ShadowImageの次の階層のボリューム…の順で拡張します。
(3) リモートコピーの3DCカスケード構成、3DCマルチターゲット構成、3DCデルタリシンク構成での拡張順序の考え方
リモートコピーの3DCカスケード構成、3DCマルチターゲット構成、3DCデルタリシンク構成の場合は、リモートコピーの末端となるS-VOL側から拡張し、最後にP-VOL側を拡張します。 次の図は、その考えに基づいた順序を示しています。
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3DCカスケード構成の場合
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3DCマルチターゲット構成の場合
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3DCデルタリシンク構成の場合
3DCカスケード構成にローカルコピー(ShadowImage/Thin Image)が連携している場合の拡張順序
また、リモートコピーの3DC構成とローカルコピー(ShadowImage/Thin Image)が連携している場合、次に示したまとまりごとに、前述の3DC構成で示した順番で拡張します。
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リモートコピーのS-VOLと、そのS-VOLと連携しているローカルコピーのボリュームすべてのまとまり
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リモートコピーのP-VOLと、そのP-VOLと連携しているローカルコピーのボリュームすべてのまとまり
まとまり内の順序については、ローカルコピーの拡張順に従います。
DCマルチターゲット構成、および3DCデルタリシンク構成の場合も、同じ考え方になります。
(4) 各プログラムプロダクトの容量拡張の前提条件
容量拡張をする際の前提条件を次に示します。
容量拡張対象のボリュームすべてに対して、各プログラムプロダクト間で共通の前提条件、および拡張対象のプログラムプロダクト固有の前提条件をすべて満たすようにしてください。
各プログラムプロダクト間で共通の前提条件
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拡張する仮想ボリュームが外部ボリュームではないこと
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拡張する仮想ボリュームがLDEVフォーマット中ではないこと
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拡張する仮想ボリュームに関連づけているプールが、次の状態のどれかであること
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正常
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しきい値超え
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プールの縮小を実行中
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GAD、TrueCopy、またはUniversal Replicatorの場合、容量拡張する分のページ割り当て容量に対して、拡張対象のプログラムプロダクトの十分なライセンス容量をあらかじめ用意しておくこと
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「1.10.25 ペアを維持したDP-VOLの容量拡張」に記載されているストレージシステム上に作成されたボリュームであること
ShadowImage固有の前提条件
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拡張後に必要な次の資源数がシステム最大を超えないこと
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差分テーブル数
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ペアテーブル数
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必要な差分テーブル数/ペアテーブル数の確認方法
- メモ
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DP-VOLが4TBを超える場合、シェアドメモリではなく階層メモリという領域に差分テーブルを配置するため、シェアドメモリの差分テーブルを使用しません。このため、4TBを超えるDP-VOLに拡張する場合は、差分テーブル数の計算は不要です。
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次の式を使用して、1ペア当たりに必要な差分テーブル数を計算します。
容量拡張に必要な差分テーブル数 = 拡張後の容量で必要な差分テーブル数 - 拡張前の容量で必要な差分テーブル数
1ペア当たりに必要な差分テーブル数 = ↑(ボリューム容量KB ÷ 256)÷20,448↑
↑↑で値が囲まれている場合は、その値の小数点以下を切り上げてください。
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1ペア当たりに必要なペアテーブル数を計算します。
容量拡張に必要なペアテーブル数 = 拡張後の容量で必要なペアテーブル数 - 拡張前の容量で必要なペアテーブル数
1ペア当たりに必要なペアテーブル数 = ↑1 ペア当たりに必要な差分テーブル数÷36↑
↑↑で値が囲まれている場合は、その値の小数点以下を切り上げてください。
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次に示すテーブル数が、システム最大数を超えないことを確認します。
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現在のペアテーブル数と容量拡張に必要なペアテーブル数の合計
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現在の差分テーブル数と容量拡張に必要な差分テーブル数の合計
差分テーブル数およびペアテーブル数は[ローカルレプリケーション]画面から確認できます。
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Thin Image固有の前提条件
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クローン属性のペアが使用しているボリュームではないこと
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拡張後に必要な次の資源数がシステム最大を超えないこと
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スナップショット管理可能推量
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キャッシュ管理デバイス
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仮想ボリューム容量の最大予約量
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必要な資源数の確認方法
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Thin Imageの容量拡張に必要なスナップショット管理可能推量
Thin Imageのルートボリュームの容量を拡張する場合は、スナップショット管理可能推量が残っていることを確認してください。Thin Imageのルートボリュームの容量拡張に必要となるスナップショット管理可能推量デバイスの数は次の計算式で求められます。
ルートボリュームの容量拡張に必要なスナップショット管理可能推量 = 拡張後のルートボリューム容量で必要なスナップショット管理可能推量 - 拡張前のルートボリューム容量で必要なスナップショット管理可能推量
スナップショット管理可能推量 =(ルートボリューム容量[TB] ÷ 2.6[TB]) × 3,024[GB] + (168GB × 2(シェアドメモリ消 費量))
ルートボリューム以外のボリュームの拡張ではスナップショット管理可能推量は消費されません。 スナップショット管理可能推量は[ローカルレプリケーション]画面で確認できます。
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Thin Imageの容量拡張に必要なキャッシュ管理デバイス数
Thin Imageのルートボリュームの容量拡張を行う場合は、キャッシュ管理デバイスが残っていることを確認してください。Thin Imageのルートボリュームの容量拡張に最大必要となるキャッシュ管理デバイスの数は次の計算式で求められます
ルートボリュームの容量拡張に必要なキャッシュ管理デバイス数 =(↑拡張後のルートボリュームのサイズ(単位:TB)÷ 2.6(TB)↑)-(↑拡張前のルートボリュームのサイズ(単位:TB)÷ 2.6(TB)↑)
↑↑で値が囲まれている場合は、その値の小数点以下を切り上げてください。
ルートボリューム以外のボリュームの拡張ではキャッシュ管理デバイスは消費されません。
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Thin Imageの容量拡張に必要な、DPプールの仮想ボリューム容量最大予約量
Thin Imageのルートボリュームの容量拡張を行う場合は、拡張後の容量がDPプールの仮想ボリューム容量の最大予約量を超過しないことを確認してください。Thin Imageのルートボリュームの容量拡張で加算される仮想ボリューム容量は次の計算式で求められます。
ルートボリュームの容量拡張で加算される仮想ボリューム容量 = 拡張後のルートボリューム容量で計算したThin Imageペア容量 - 拡張前のルートボリューム容量で計算したThin Imageペア容量
Thin Imageペア容量=Σ↑(ルートボリューム容量(MB)×ペア数※×2÷42(MB))↑ ×42(MB)+Σ↑(ルートボリューム容量(MB)×ペア数※×2÷2,921,688(MB))↑×175,434(MB)
- 注※
- 一部のペアを削除しても割り当てられたページは解放されません。このため、該当するスナップショットツリーに現在作成されているペア数ではなく、該当するスナップショットツリーに 作成するThin Imageペアの大数を当てはめてください。
↑↑で値が囲まれている場合は、その値の小数点以下を切り上げてください。
ルートボリューム以外のボリュームの拡張では、Thin ImageとしてDPプールの仮想ボリューム容量は追加されません。
(5) TrueCopyペアとUniversal Replicatorを併用している状態でDP-VOLの容量を拡張する
TrueCopyペアとUniversal Replicatorを併用している状態で、ペアボリュームで使用しているDP-VOLの容量を拡張できます。
Universal Replicatorを併用している場合の操作手順については、『Universal Replicatorユーザガイド』を参照してください。
(6) TrueCopyペアとShadowImageを併用している状態でDP-VOLの容量を拡張する
TrueCopyペアとShadowImageを併用している状態で、ペアボリュームで使用しているDP-VOLの容量を拡張できます。
TrueCopyペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームそれぞれに、ShadowImageペアをL1ペア、L2ペアを作成した構成を例とした容量拡張手順を次に示します。
次の操作手順内で行う、差分データ管理方式の確認、容量拡張、および容量拡張の状態確認の詳細手順については、「1.10.26 TrueCopyペアで使用しているDP-VOLの容量を拡張する」を参照してください。
操作手順
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TrueCopyペア、およびTrueCopyペアと連携しているShadowImageペアの、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの各ボリュームについて、「(4) 各プログラムプロダクトの容量拡張の前提条件」に記載されている前提条件を満たしているか確認します。
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RAID ManagerまたはStorage Navigatorで、現在の差分データの管理方式の設定を確認します。
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RAID Managerの場合
pairdisplayコマンドを使用して、TrueCopyペアの詳細情報を表示します。
現在の差分データの管理方式がシェアドメモリ差分か、階層差分(ドライブによる差分)か確認します。
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シェアドメモリ差分の場合、一時的に階層差分にする必要があります。手順3に進んでください。
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階層差分の場合、手順4に進んでください。
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Storage Navigatorの場合
[システム詳細設定編集]画面で、システム詳細設定のNo.5およびNo.6の設定を確認します。
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システム詳細設定のNo.5およびNo.6の両方がOFFの場合
シェアドメモリ差分へ切り替える設定となっているため、一時的に階層差分へ切り替える設定にする必要があります。手順3に進んでください。
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システム詳細設定のNo.5またはNo.6のどちらか片方がON、または両方がONの場合
階層差分へ切り替える設定となっているため、手順4に進んでください。
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次の手順で、データの差分管理方式を階層差分に変更します。
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RAID Managerの場合は、システムオプションモードを、Storage Navigatorの場合は、システム詳細設定を次の手順で切り替えます。
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RAID Managerの場合
raidcom modify system_optコマンドを使用して、システムオプションモード1198をON、1199をOFFに設定します。
コマンド例:
raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1198 -mode enable raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1199 -mode disable
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Storage Navigatorの場合
[システム詳細設定編集]画面で、システム詳細設定のNo.5をON、No.6をOFFに設定します。設定方法については、『Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイド』を参照してください。
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TrueCopyペアを中断します。
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TrueCopyペアを再同期します。
- RAID ManagerでTrueCopyペア詳細情報を表示し、現在の差分データの管理方式が、階層差分であることを確認します。
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TrueCopyペアとShadowImageペアをすべて中断します。
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ShadowImageペアのペア状態を確認します。
PSUSまたはPSUEの状態の場合に、ShadowImageのペアボリュームを拡張できます。現在のペア状態を確認して、異なる状態の場合はペア操作を行い、PSUSまたはPSUEの状態に遷移したことを確認します。
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次の図で示した順序にしたがって、各ボリュームの容量拡張と容量拡張の完了確認を実施します。
- メモ
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1番目のボリューム(TrueCopyのS-VOL)の容量を拡張した後に、次の操作に失敗した場合、「(1) TrueCopyペアの片方のボリュームが容量拡張に失敗した場合の回復手順」を実施してください。
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ShadowImageペアのDP-VOLの容量拡張
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TrueCopyペアのプライマリボリュームの容量拡張
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TrueCopyペアの再同期
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TrueCopyペアを再同期します。
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TrueCopyペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペア状態が、両方ともPAIRに変わったことを確認します。
また、TrueCopyペアとShadowImageペアすべてについて容量拡張中状態ではないことを確認します。
容量拡張の処理状態は、次のように表示されます。
状態 RAID Manager
Storage Navigator
pairdisplayのP列表示
[リモートレプリケーション]または[ローカルレプリケーション]画面の[処理状態]表示
容量拡張中ではない N 空白表示 容量拡張中 E※ Expanding※ - 注※
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TrueCopyペアのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームの容量を拡張してからペアを再同期するまでの間この状態表示となります。再同期が完了後、容量拡張中ではない状態に遷移します。
ShadowImageペアの場合、プライマリボリュームまたはセカンダリボリュームの容量を拡張後も、しばらく(30秒ほど)この状態となります。その後、容量拡張中ではない状態に遷移します。
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手順2で、データの差分管理方式がシェアドメモリ差分だった場合、次の手順でシェアドメモリ差分に戻します。
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RAID Managerの場合は、システムオプションモードを、Storage Navigatorの場合は、システム詳細設定を次の手順で切り替えます。
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RAID Managerの場合
raidcom modify system_optコマンドを使用して、システムオプションモード1198をOFF、1199をONに設定します。
コマンド例:
raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1198 -mode disable raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1199 -mode enable
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Storage Navigatorの場合
[システム詳細設定編集]画面で、システム詳細設定のNo.5をOFF、No.6をOFFに設定します。設定方法については、『Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイド』を参照してください。
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TrueCopyペアを中断します。
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TrueCopyペアを再同期します。
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RAID Managerで、TrueCopyペアの詳細情報を表示し、現在の差分データの管理方式が、シェアドメモリ差分であることを確認します。
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システムオプションモード1198と1199の設定を変更している場合は、RAID Managerで、元の設定に戻します。raidcom modify system_optコマンドを使用して、システムオプションモード1198をOFF、1199をOFFに設定します。
コマンド例:
raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1198 -mode disable raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1199 -mode disable
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(7) TrueCopyペアとThin Imageを併用している状態でDP-VOLの容量を拡張する
TrueCopyペアとThin Imageを併用している状態で、ペアボリュームで使用しているDP-VOLの容量を拡張できます。
TrueCopyペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームそれぞれに、Thin ImageペアをL1ペア、L2ペアを作成した構成を例とした容量拡張手順を次に示します。
次の操作手順内で行う、差分データ管理方式の確認、容量拡張、および容量拡張の状態確認の詳細手順については、「1.10.26 TrueCopyペアで使用しているDP-VOLの容量を拡張する」を参照してください。
操作手順
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TrueCopyペア、およびTrueCopyペアと連携しているThin Imageペアの、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの各ボリュームについて、「(4) 各プログラムプロダクトの容量拡張の前提条件」に記載されている前提条件を満たしているか確認します。
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RAID ManagerまたはStorage Navigatorで、現在の差分データの管理方式の設定を確認します。
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RAID Managerの場合
pairdisplayコマンドを使用して、TrueCopyペアの詳細情報を表示します。
現在の差分データの管理方式がシェアドメモリ差分か、階層差分(ドライブによる差分)か確認します。
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シェアドメモリ差分の場合、一時的に階層差分にする必要があります。手順3に進んでください。
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階層差分の場合、手順4に進んでください。
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Storage Navigatorの場合
[システム詳細設定編集]画面で、システム詳細設定のNo.5およびNo.6の設定を確認します。
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システム詳細設定のNo.5およびNo.6の両方がOFFの場合
シェアドメモリ差分へ切り替える設定となっているため、一時的に階層差分へ切り替える設定にする必要があります。手順3に進んでください。
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システム詳細設定のNo.5またはNo.6のどちらか片方がON、または両方がONの場合
階層差分へ切り替える設定となっているため、手順4に進んでください。
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次の手順で、データの差分管理方式を階層差分に変更します。
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RAID Managerの場合は、システムオプションモードを、Storage Navigatorの場合は、システム詳細設定を次の手順で切り替えます。
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RAID Managerの場合
raidcom modify system_optコマンドを使用して、システムオプションモード1198をON、1199をOFFに設定します。
コマンド例:
raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1198 -mode enable raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1199 -mode disable
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Storage Navigatorの場合
[システム詳細設定編集]画面で、システム詳細設定のNo.5をON、No.6をOFFに設定します。設定方法については、『Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイド』を参照してください。
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TrueCopyペアを中断します。
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TrueCopyペアを再同期します。
- RAID ManagerでTrueCopyペア詳細情報を表示し、現在の差分データの管理方式が、階層差分であることを確認します。
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TrueCopyペアを中断します。
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Thin Imageペアのペア状態を確認します。
PAIR、PSUSまたはPSUEの状態の場合に、Thin Imageのペアボリュームを拡張できます。現在のペア状態を確認して、異なる状態の場合はペア操作を行い、PAIRまたはPSUSの状態に遷移したことを確認します。
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次の図で示した順序にしたがって、各ボリュームの容量拡張と容量拡張の完了確認を実施します。
- メモ
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1番目のボリューム(TrueCopyのS-VOL)の容量を拡張した後に、次の操作に失敗した場合、「(1) TrueCopyペアの片方のボリュームが容量拡張に失敗した場合の回復手順」を実施してください。
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Thin ImageペアのDP-VOLの容量拡張
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TrueCopyペアのプライマリボリュームの容量拡張
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TrueCopyペアの再同期
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TrueCopyペアを再同期します。
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TrueCopyペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペア状態が、両方ともPAIRに変わったことを確認します。
また、TrueCopyペアとThin Imageペアすべてについて容量拡張中状態ではないことを確認します。
容量拡張の処理状態は、次のように表示されます。
状態 RAID Manager
Storage Navigator
pairdisplayまたはraidcom get snapshot のP列表示
[リモートレプリケーション]または[TIペア]画面の[処理状態]表示
容量拡張中ではない N 空白表示 容量拡張中 E※ Expanding※ - 注※
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TrueCopyペアのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームの容量を拡張してからペアを再同期するまでの間この状態表示となります。再同期が完了後、容量拡張中ではない状態に遷移します。
Thin Imageペアの場合、プライマリボリュームまたはセカンダリボリュームの容量を拡張後も、しばらく(30秒ほど)この状態となります。その後、容量拡張中ではない状態に遷移します。
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手順2で、データの差分管理方式がシェアドメモリ差分だった場合、次の手順でシェアドメモリ差分に戻します。
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RAID Managerの場合は、システムオプションモードを、Storage Navigatorの場合は、システム詳細設定を次の手順で切り替えます。
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RAID Managerの場合
raidcom modify system_optコマンドを使用して、システムオプションモード1198をOFF、1199をONに設定します。
コマンド例:
raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1198 -mode disable raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1199 -mode enable
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Storage Navigatorの場合
[システム詳細設定編集]画面で、システム詳細設定のNo.5をOFF、No.6をOFFに設定します。設定方法については、『Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイド』を参照してください。
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TrueCopyペアを中断します。
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TrueCopyペアを再同期します。
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RAID Managerで、TrueCopyペアの詳細情報を表示し、現在の差分データの管理方式が、シェアドメモリ差分であることを確認します。
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システムオプションモード1198と1199の設定を変更している場合は、RAID Managerで、元の設定に戻します。raidcom modify system_optコマンドを使用して、システムオプションモード1198をOFF、1199をOFFに設定します。
コマンド例:
raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1198 -mode disable raidcom modify system_opt -system_option_mode system -mode_id 1199 -mode disable
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