1.5.9 キャッシュヒット率のグラフ表示
機能
キャッシュヒット率は、ディスクの入出力データがキャッシュにある割合です。シーケンシャルアクセスモード、ランダムアクセスモード、またはこれらのモード全体のキャッシュヒット率が表示されます。キャッシュヒット率
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Read Hit率
Read Hit率は、ホストがドライブから読み出そうとしていたデータが、どのくらいの頻度でキャッシュメモリにあったかを示します。例えばドライブに対して10回の読み出し要求があり、そのうち3回は読み出しデータがキャッシュメモリにあったら、Read Hit率は30パーセントです。Read Hit率が高くなるほど、ドライブとキャッシュメモリ間のデータ転送の回数が少なくなるため、処理速度は高くなります。
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Write Hit率
Write Hit率は、ホストがドライブへ書き込もうとしていたデータが、どのくらいの頻度でキャッシュメモリにあったかを示します。例えばドライブに対して10回の書き込み要求があり、そのうち3回は書き込みデータがキャッシュメモリにあったら、Write Hit率は30パーセントです。Write Hit率が高くなるほど、ドライブとキャッシュメモリ間のデータ転送の回数が少なくなるため、処理速度は高くなります。
蓄積期間
1~15分までの指定したモニタ間隔で蓄積されます。
モニタリング対象の選択方法
モニタリング対象を[モニタ項目:]で選択します。項目の組み合わせを次に示します。
[項目:]の左側の項目 |
[項目:]の右側の項目 |
[モニタデータ:]の左側の項目 |
[モニタデータ:]の右側の項目 |
---|---|---|---|
論理デバイス※ |
基本 |
キャッシュヒット(%) |
Read(全体) |
Read(シーケンシャル) |
|||
Read(ランダム) |
|||
Write(全体) |
|||
Write(シーケンシャル) |
|||
Write(ランダム) |
|||
UR |
形成コピー |
キャッシュヒット(%) |
|
パリティグループ※ |
なし |
キャッシュヒット(%) |
Read(全体) |
Read(シーケンシャル) |
|||
Read(ランダム) |
|||
Write(全体) |
|||
Write(シーケンシャル) |
|||
Write(ランダム) |
|||
LUN※ |
基本 |
キャッシュヒット(%) |
Read(全体) |
Read(シーケンシャル) |
|||
Read(ランダム) |
|||
Write(全体) |
|||
Write(シーケンシャル) |
|||
Write(ランダム) |
|||
UR |
形成コピー |
キャッシュヒット(%) |
|
ジャーナル |
UR |
形成コピー |
キャッシュヒット(%) |
ストレージシステム全体 |
UR |
形成コピー |
キャッシュヒット(%) |
- 注※
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プールボリュームなど、ホストからのI/Oを受け付けないボリュームはモニタされません。