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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.3.6 パリティグループ間の使用率の平均化(リバランス)とは

プールボリュームが定義されているパリティグループが複数ある場合、パリティグループ間で使用率を平均化します。1つのパリティグループに複数のプールボリュームがある場合、1つのパリティグループを1つのプールボリュームと見なして平均化します。そのため、1つのパリティグループ内のプールボリューム間で使用率に偏りが発生することがあります。

パリティグループ間の使用率の平均化(リバランス)は、次の場合に自動的に行われます。

プール容量を拡張した場合、追加したスペースにページ単位でデータを移動します。データを移動する場合、プールボリュームが定義されているパリティグループ間で使用率が平均化されます。

この操作によって、既存のデータを移動するため、ホストの入出力性能が変わることがあります。自動的にパリティグループ間の使用率の平均化(リバランス)をしたくない場合はお問い合わせください。なお、平均化(リバランス)をしてもゼロデータページは破棄されません。

Storage Navigatorでは、パリティグループ間の使用率の平均化(リバランス)の進捗率は、[プール管理状態参照]画面で確認できます。

RAID Managerでは、パリティグループ間の使用率の平均化(リバランス)しているかどうかは、raidcom get pool -key optで確認できます。

キャッシュの冗長度がない場合やプールの使用率がしきい値を超えそうになった場合は、自動的にパリティグループ間の使用率の平均化(リバランス)が中断します。