Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


4.2.2 Universal Volume Managerシステムの要件

Universal Volume Managerの操作に必要な要件は次のとおりです。

VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900のストレージシステム(1台目のストレージシステム)

VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900のストレージシステムに必要なハードウェアとファームウェアが、すべて使用できるように設定されている必要があります。

1台目のストレージシステム以外のストレージシステム

外部ストレージシステムとして使用するストレージシステムが必要です。

管理クライアント管理クライアント

管理クライアントの設置とStorage Navigatorの使用については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

Universal Volume Managerプログラムプロダクトに必要なライセンスキー

ライセンスキー

Universal Volume Managerを操作するためには、ライセンスキーを使ってUniversal Volume Managerをインストールする必要があります。

〈この項の構成〉

(1) 外部ストレージシステムとして接続できるストレージシステムの種類

外部ストレージシステムとして接続できるストレージシステムの種類と、それぞれのストレージシステムの表記に関する備考を次の表にまとめます。表にないストレージシステムについてはお問い合わせください。

外部ストレージシステムとして接続できるストレージシステムの種類を次の表に示します。

ストレージシステム

備考

VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900ストレージシステムVSP G130, G150, G350, G370, G700, G900ストレージシステム

VSP F350, F370, F700, F900ストレージシステムVSP F350, F370, F700, F900ストレージシステム

  • 操作画面には、「VSP Gx00」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

VSP G100, G200, G400, G600, G800ストレージシステムVSP G100, G200, G400, G600, G800ストレージシステム

VSP F400, F600, F800ストレージシステムVSP F400, F600, F800ストレージシステム

  • 操作画面には、「VSP Gx00」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

VSP 5000シリーズストレージシステムVSP 5000シリーズストレージシステム

  • 操作画面には、「VSP 5000 series」と表示されます。

  • 外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

VSP G1000, G1500, F1500ストレージシステムVSP G1000, G1500, F1500ストレージシステム

  • 操作画面には、「VSP G1000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

HUS VMストレージシステムHUS VMストレージシステム

  • 操作画面には、「HUS VM」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

VSPストレージシステムVSPストレージシステム

  • 操作画面には、「VSP」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

USP VストレージシステムUSP Vストレージシステム

  • 操作画面には、「USP V」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

USP VMストレージシステムUSP VMストレージシステム

  • 操作画面には、「USP VM」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE USPストレージシステムSANRISE USPストレージシステム

  • 操作画面には、「USP」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE NSCストレージシステムSANRISE NSCストレージシステム

  • 操作画面には、「NSC55」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は、[Multi]です。

HUSストレージシステムHUSストレージシステム

  • 操作画面には、「HUS」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

AMSストレージシステムAMSストレージシステム

  • 「AMS2000シリーズ」は、AMS2500、AMS2300、AMS2100、またはAMS2010の総称です。

  • 操作画面には、「AMS」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]を次に示します。

    [Multi]:AMS2500、AMS2300、AMS2100、またはAMS2010

    [Single]:AMS1000、AMS500、またはAMS200

WMSストレージシステムWMSストレージシステム

  • 操作画面には、「WMS」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Single]です。

SMSストレージシステムSMSストレージシステム

  • 操作画面には、「SMS」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE9900VストレージシステムSANRISE9900Vストレージシステム

  • 「SANRISE9900Vシリーズ」は、SANRISE9970VおよびSANRISE9980Vの総称です。

  • 操作画面には、使用しているストレージシステムに応じて「9970V」または「9980V」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE9500VストレージシステムSANRISE9500Vストレージシステム

  • 「SANRISE9500Vシリーズ」は、SANRISE9530V、SANRISE9570V、およびSANRISE9580Vの総称です。

  • 操作画面には、「9500V」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Single]です。

SANRISE2000ストレージシステムSANRISE2000ストレージシステム

  • 「SANRISE2000シリーズ」は、SANRISE2200およびSANRISE2800の総称です。

  • 操作画面には、SANRISE2200を使用している場合には「0401」、SANRISE2800を使用している場合には「0400」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

A/H-6593A/H-6593

  • 操作画面には、「300」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

TagmaStore USPストレージシステムTagmaStore USPストレージシステム

  • 操作画面には、「USP」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

TagmaStore NSCストレージシステムTagmaStore NSCストレージシステム

  • 操作画面には、「NSC55」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

Lightning 9900VストレージシステムLightning 9900Vストレージシステム

  • 「Lightning 9900Vシリーズ」は、Lightning 9970VおよびLightning 9980Vの総称です。

  • 操作画面には、使用しているストレージシステムに応じて「9970V」または「9980V」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

Thunder 9500VストレージシステムThunder 9500Vストレージシステム

  • 「Thunder 9500Vシリーズ」は、Thunder 9530V、Thunder 9570V、およびThunder 9580Vの総称です。

  • 操作画面には、「9500V」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Single]です。

Lightning 9900ストレージシステムLightning 9900ストレージシステム

  • 「Lightning 9900シリーズ」は、Lightning 9910およびLightning 9960の総称です。

  • 操作画面には、Lightning 9910を使用している場合には「0401」、Lightning 9960を使用している場合には「0400」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

Hitachi Virtual Storage Platform VX7Hitachi Virtual Storage Platform VX7

  • 操作画面には、「XP7」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

Hitachi Virtual Storage Platform VP9500Hitachi Virtual Storage Platform VP9500

  • 操作画面には「P9500」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

H24000H24000

  • 操作画面には「24000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

H20000H20000

  • 操作画面には「20000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE H12000SANRISE H12000

  • 操作画面には「12000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE H10000SANRISE H10000

  • 操作画面には「10000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE H1024/H128SANRISE H1024/H128

  • 操作画面には、使用しているストレージシステムに応じて「1024」または「128」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE H512/H48SANRISE H512/H48

  • 操作画面には、使用しているストレージシステムに応じて「512」または「48」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SANRISE H256SANRISE H256

  • 操作画面には、「256」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

HPE XP8 StorageHPE XP8 Storage

  • 操作画面には、「XP8」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

HPE XP7 StorageHPE XP7 Storage

  • 操作画面には、「XP7」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

HPE P9500HPE P9500

  • 操作画面には「P9500」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP24000XP24000

  • 操作画面には「24000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP20000XP20000

  • 操作画面には「20000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP12000XP12000

  • 操作画面には「12000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP10000XP10000

  • 操作画面には「10000」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP1024/XP128XP1024/XP128

  • 操作画面には、使用しているストレージシステムに応じて「1024」または「128」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP512/XP48XP512/XP48

  • 操作画面には、使用しているストレージシステムに応じて「512」または「48」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

XP256XP256

  • 操作画面には、「256」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

SVS200SVS200

  • 操作画面には、「SVS200」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Multi]です。

EVAストレージシステムEVAストレージシステム

  • 操作画面には、「EVA」と表示されます。

  • パスモード外部パスの[パスモード]は[Single]です。

IBMストレージシステムIBMストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

EMCストレージシステムEMCストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

富士通ストレージシステム富士通ストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

NECストレージシステムNECストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

SUNストレージシステムSUNストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

NetAppストレージシステムNetAppストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

3PARストレージシステム3PARストレージシステム

サポートしているストレージシステムの具体的な形式については、お問い合わせください。

(2) ドライブタイプによる使用推奨度

外部ボリュームのドライブタイプによる使用用途の推奨可否を次の表に示します。

用途

ドライブタイプ

SAS/FC/SSD

SATA

データベース

オンライントランザクション処理

(OLTP)

ホストからのファイル操作

(読み込み、書き込み)

ホストからのファイル操作

(読み込みが主な用途)

バックアップ

アーカイブ

(凡例)

◎:推奨

○:使用可

△:推奨しません

(3) Universal Volume Managerの要件

Universal Volume Managerの要件を次の表にまとめます。

項目

要件

マッピングできる外部ストレージシステムのポートの最大数

ファイバチャネルの場合:1個のポートに対して1,024個

iSCSIの場合:1個のポートに対して512個(ただし、127個以下を推奨します)。

マッピングできる外部ボリュームの最大数最大数

VSP G130:2,048個

VSP G150VSP G350、およびVSP F350:16,383個

VSP G370およびVSP F370:32,767個

VSP G700およびVSP F700:49,151個

VSP G900およびVSP F900:65,279個

Thin ImageまたはDynamic Provisioningを使用している場合、マッピングできる外部ボリュームの数は、次の式を満たす必要があります。

外部ボリューム数 + 仮想ボリューム数 ≤ モデルごとの最大数

1個のマッピングパスの最大数外部ボリュームに対して設定できる最大数マッピングパスの最大数

8本

最大容量外部ボリュームの最大容量外部ボリュームの最大容量

1個の外部ボリュームにつき256TB(549,755,813,888block)。

指定した外部ボリュームが256TB以上の場合、256TBまでは使用できます。

256TBを超える領域に記録されているデータにはアクセスできません。

最小容量外部ボリュームの最小容量外部ボリュームの最小容量

  • データダイレクトマップ属性を有効にする場合

    1個の外部ボリュームにつき16,777,216block(約8,192MB)

  • データダイレクトマップ属性を無効にする場合

    1個の外部ボリュームにつき96,000block(約47MB)

最大数外部ボリュームグループの最大数

16,384個

1個の外部ボリュームの最大数外部ボリュームグループに登録できる外部ボリュームの最大数

4,096個

1個のポートに対してマッピングできる外部ボリュームの最大数

スイッチを経由して外部ストレージシステムへ接続する1個のポートが複数のTargetポートに接続されている場合、Targetポートに定義されているLUの合計は4,096個までです。

最大容量内部ボリュームの最大容量内部ボリュームの最大容量

外部ストレージシステム内の4TBまでのボリューム(外部ボリューム)をマッピングする場合、内部ボリュームとしては、外部ボリュームと同じ容量の1個のLDEV(LU)として定義されます。

データダイレクトマップ属性が有効な仮想ボリュームを使用すると、4TBを超える容量の外部ボリュームを、容量を変更しないで接続元のストレージシステムの仮想ボリュームとしてマッピングできます。データダイレクトマップ属性が有効な仮想ボリュームを使ったマッピングについては、システム構築ガイドを参照してください。

外部ボリュームの最大容量を超える領域に記録されているデータにはアクセスできません。

RAIDレベル外部ボリュームのRAIDレベル

内部処理としては、外部ボリュームのRAIDレベルを一律RAID-1として扱っています。Storage Navigatorの画面には「-」(バー)が表示されます。また、上位装置(OS)に報告する外部ストレージシステムに関する値も、RAIDレベルは一律RAID-1として報告されます。

外部ボリュームから作成可能なLDEVの最大容量

  • データダイレクトマップ属性が有効な外部ボリュームからLDEVを作成する場合

    1個の外部ボリュームにつき256TB(549,755,813,888block)。

  • データダイレクトマップ属性が有効でない外部ボリュームからLDEVを作成する場合

    1個の外部ボリュームにつき4TB(8,589,934,592block)。

データダイレクトマップ属性が有効な仮想ボリュームを使ったマッピングについては、システム構築ガイドを参照してください。