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 ボリューム管理 クイックリファレンス


2.4.12 関連コンテンツ(Dynamic Tiering の階層割り当てポリシー)

〈この項の構成〉

(1) [LDEV編集]画面

[図データ]

項目

説明

LDEV名

LDEV名を設定します。

[固定文字]:固定の文字列です。

[開始番号]:開始番号です。

固定文字と開始番号を入力します。開始番号には次に示す付番規則があります。固定文字と開始番号をあわせて32文字まで指定できます。

  • 1 : 最大で9個の番号が付けられます(1, 2, 3 ... 9)。

  • 08: 最大で92個の番号が付けられます(08, 09, 10 ... 99)。

  • 23: 最大で77個の番号が付けられます(23, 24, 25 ... 99)。

  • 098: 最大で902個の番号が付けられます(098, 099, 100 ... 999)。

容量削減

容量削減機能を設定します。

[圧縮]:圧縮機能を使用します。

[重複排除および圧縮]:重複排除機能および圧縮機能を使用します。

[無効]:容量削減機能を使用しません。

次の場合、[容量削減]は[無効]です。

  • [データダイレクトマップ]が[有効]である

  • 容量削減機能のライセンスがインストールされていない

  • 複数階層プール]が[有効]である

  • 使用できるキャッシュ管理デバイスの個数が不足している

  • Universal Replicatorペアのジャーナルボリュームである

ページ予約

LDEVに関連づけられたプールのページを予約します。初期値は[無効]です。選択できる値は、[有効]または[無効]です。

[有効]:LDEVのページ予約を実行します。

[無効]:LDEVのページ予約を実行しません。

次の条件をすべて満たすLDEVだけ、[有効]が指定できます。

  • 操作対象のLDEVがDynamic Provisioningの仮想ボリュームだけであること

  • LDEVが関連づけられているプールの割当ページ容量と予約ページ容量の合計が、枯渇しきい値以下であること

  • LDEVに関連づけられているプールが、プール容量の縮小中ではないこと

  • LDEVの状態が[Normal]であること

  • データダイレクトマップ属性が無効であること

階層割り当てポリシー

LDEVに割り当てる階層割り当てポリシーを設定します。設定の詳細については、「2.4.1 Dynamic Tieringの階層割り当てポリシー」を参照してください。Dynamic Tiering機能を有効にしている仮想ボリュームがあるときだけ設定できます。

新規ページ割り当て階層

LDEVに割り当てる新規ページ割り当て階層を設定します。初期値は[中]です。選択できる値は、[高]、[中]、または[低]です。設定の詳細については、「2.4.9 Dynamic Tieringが新規ページを割り当てる階層」を参照してください。Dynamic Tiering機能を有効にしている仮想ボリュームがあるときだけ設定できます。

階層再配置

階層再配置の有効または無効を選択します。Dynamic Tiering機能を有効にしている仮想ボリュームがあるときだけ設定できます。

[有効]:LDEVの階層再配置を実行します。

[無効]:LDEVの階層再配置を実行しません。

再配置プライオリティ

LDEVに割り当てる再配置プライオリティを設定します。

[デフォルト]:デフォルトの設定に従ってLDEVが再配置されます。

[優先]:LDEV が優先的に再配置されます。

この機能は、次の条件で設定できます。

  • Dynamic Tiering機能を有効にしている仮想ボリュームがあるとき

  • 階層再配置が有効なとき

ALUAモード

global-active deviceペアに、ALUAモードの有効または無効を選択します。

[有効]:LDEVのALUAモードを有効にします。

[無効]:LDEVのALUAモードを無効にします。

詳細については、global-active deviceユーザガイドを参照してください。

(2) [階層割り当てポリシー変更]画面

[図データ]

項目

説明

ID

階層割り当てポリシーのIDが表示されます。

階層割り当てポリシー

階層割り当てポリシーの名称を設定します。階層割り当てポリシーの名称は、32文字以下の半角英数字および記号で入力します。英字の場合は、大文字と小文字を区別します。

ただし、次の記号は使用できません。

\ / : , ; * ? " < > |

割り当てしきい値

階層1と階層3に、割り当てしきい値を設定します。

階層1 最大

階層再配置を実行する全容量のうち、階層1に割り当てられる割合の最大値を0 (%)から100 (%)の範囲で設定します。設定する値は、次のどちらかを満たす必要があります。

  • 階層1の最小値と同じ

  • 階層1の最小値よりも大きい

階層1 最小

階層再配置を実行する全容量のうち、階層1に割り当てられる割合の最小値を0 (%)から100 (%)の範囲で設定します。設定する値は、次のどちらかを満たす必要があります。

  • 階層1の最大値と同じ

  • 階層1の最大値よりも小さい

階層3 最大

階層再配置を実行する全容量のうち、階層3に割り当てられる割合の最大値を0 (%)から100 (%)の範囲で設定します。設定する値は、次のどちらかを満たす必要があります。

  • 階層3の最小値と同じ

  • 階層3の最小値よりも大きい

階層3 最小

階層再配置を実行する全容量のうち、階層3に割り当てられる割合の最小値を0 (%)から100 (%)の範囲で設定します。設定する値は、次のどちらかを満たす必要があります。

  • 階層3の最大値と同じ

  • 階層3の最大値よりも小さい

注※

[階層1 最小]と[階層3 最小]の合計は、100 (%)以下にしてください。