1.1.3 バッチジョブの実行結果の一元管理による運用性・保守性の向上
ジョブ実行ログを自動的に出力し,一元管理することで,障害時などの保守性を向上できます。
従来,オープンシステムでのバッチジョブの実行結果は,格納先が一元化されていなかったため管理が煩雑でした。Advanced Shellで運用した場合,ジョブ実行ログを採取することで,バッチジョブの実行結果をスプールに集めて一元管理できます。また,JP1/AJS - Viewを使用することで,ジョブ定義スクリプトの実行を自動化して定期的にバッチジョブを実行したり,バッチジョブの実行結果も参照したりできます。
各ジョブの実行結果は,スプールディレクトリの下にスプールジョブのディレクトリとして出力されます。バッチジョブの実行結果の一元管理を次の図に示します。
ジョブ実行ログの出力内容については,「3.5 ジョブ実行ログ」を参照してください。
トラブルシューティングでは,ジョブ実行ログやシステム実行ログなどの資料を採取して,トラブルが発生した場合に対処できます。詳細については,「11. トラブルシューティング」を参照してください。