3.5 ジョブ実行ログ
ジョブ実行ログとは,バッチジョブの実行結果を通知する利用者向けのログ情報のことです。このログ情報はスプールジョブディレクトリ下のファイルに出力され,ユーザープログラムの標準出力以外はジョブ終了時に標準エラー出力に出力されます。標準エラー出力の結果はJP1/AJS - Viewなどによって確認できます。
ジョブ実行ログには,次の情報が出力されます。
バッチジョブの開始・終了メッセージ
ジョブステップの開始・終了メッセージ
ジョブ定義スクリプトの内容
実行したコマンドの結果
準備したファイルの状況,後処理の結果
ユーザープログラムの標準出力(stdout)※1
ユーザープログラムの標準エラー出力(stderr)※2
カバレージ取得に関するメッセージ
- 注※1
次のどちらかが指定されている場合に,ジョブ実行中に起動時の標準出力へ出力されます。
adshexecコマンドの-sオプションまたは環境ファイルのOUTPUT_STDOUTパラメーターにPARENTを指定した場合
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ルートジョブが簡潔出力モードまたは最小出力モードの場合
- 注※2
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ルートジョブが簡潔出力モードまたは最小出力モードの場合は,スプールジョブディレクトリ下のファイルには出力されませんが,ジョブ実行中に起動時の標準エラー出力へ出力されます。
JP1/AJSを使用しない場合は,環境ファイルのSPOOL_DIRパラメーターに指定したスプールルートディレクトリ中の,バッチジョブごとのディレクトリに格納されているJOBLOGファイルなどを参照してください。
なお,情報メッセージの一部をJOBLOGファイルへ出力させないようにするには,JOBLOG_SUPPRESS_MSGパラメーターで設定します。指定できるメッセージなどについては,「7. 環境ファイルで設定するパラメーター」の「JOBLOG_SUPPRESS_MSGパラメーター(ジョブ実行ログへ出力させないメッセージを定義する)」を参照してください。