3.3.1 追加したLUおよびパスをHDLMの管理対象にする
追加したLUおよびパスをHDLMの管理対象にする手順を説明します。
(1) 追加したLUをHDLMの管理対象にする
MSCSを使用していない場合
LUを追加します。
使用するストレージシステムによっては,ストレージシステムの再起動が必要です。各ストレージシステムのマニュアルに従って作業してください。
[コンピューターの管理]を起動します。
LUがディスク管理の画面に表示されていない場合は,次に示す手順を実行するとLUが管理対象のデバイスとして追加されます。
Windowsの「デバイスマネージャー」画面で[ディスクドライブ]を選択して,[ハードウェア変更のスキャン]を実行してください。
Windowsの「ディスクの管理」画面で[ディスクの再スキャン]を実行してください。
HDLM GUIでPathIDが追加されていることを確認します。
HDLM GUIで確認する例を次に示します。
図3‒1 LUの追加をHDLM GUIで確認する例 新規LUをWindowsのディスクとして使用する場合は,Windowsの指示に従い,署名の書き込み,パーティションの作成,およびフォーマットを行います。
- 注意事項
PathIDは,番号の小さい順に,空いている番号に追加されます。このため,いったんパスを削除して,もう一度追加したときは,削除する前のPathIDと異なる番号になることがあります(以前の番号に戻るとは限りません)。
MSCSを使用している場合
LUを追加します。
ノードBを停止します。
ノードAで「MSCSを使用していない場合」に示す手順を実行します。
ノードAを停止してから,ノードBを起動します。
ノードBで「MSCSを使用していない場合」に示す手順を実行します。
パーティションを作成するとき,手順3.でノードAに割り当てたドライブレターと同じドライブレターを割り当ててください。
ノードBを停止してから,ノードAを起動します。
ノードAで新規LUをMSCSに登録,設定します。
ノードBを起動します。
(2) 追加したパスを確認する
HDLMがインストールされているホストの稼働中に,既存のLUに対してケーブルを新たに増設するなどによってパスを追加できます。
パスを追加しただけで,LUの追加がない場合は,ディスクの管理上の表示は変わりません。
HDLM GUIで確認する例を次に示します。
注意事項
PathIDは,番号の小さい順に,空いている番号に追加されます。このため,いったんパスを削除して,もう一度追加したときは,削除する前のPathIDと異なる番号になることがあります(以前の番号に戻るとは限りません)。
LUにパスを追加した場合,次に示すメッセージが出力されることがあります。
KAPL08019-EおよびKAPL08022-E
KAPL05301-E
これは,Windowsの動作による現象で,障害ではありません。