2.10.2　障害情報の収集

HDLMの障害情報は，ESXiホストおよびリモート管理クライアントの両方で収集する必要があります。なお，ESXiホストでsyslogの転送設定をしている場合，別途，転送先からsyslogを収集してください。

ESXiホストでの収集

次のどちらかの方法で，ESXiホストのログ情報を収集します。

• vSphereクライアントを使用して，システムログのエクスポートを操作する。

  取得対象は，デフォルトで選択されているものをそのまま指定する。

• ESXiホストにログインし，vm-supportコマンドを実行してシステムログを収集する。

なお，PSOD（パニック）が発生した場合には，調査のために別途コアダンプの収集をお願いすることがあります。

リモート管理クライアントでの収集

HDLM障害情報収集ユーティリティー（DLMgetras）を提供しています。

DLMgetrasユーティリティーを実行すると，障害の解析に必要な統合トレースファイル，プロセス別トレース情報ファイル，定義ファイル，OSなどの情報をまとめて収集できます。収集した情報は，HDLMの購入元会社，または保守会社への連絡時に利用できます。

DLMgetrasユーティリティーについては，「7.2　DLMgetras HDLM障害情報収集ユーティリティー」を参照してください。