2.10.1 採取するログの種類
ESXiホストで発生した障害,およびリモート管理クライアントで発生した障害に対し,それぞれ障害情報が採取されます。
ESXiホストで発生した障害に関するログは,ESXiホストのsyslogに出力されます。
I/Oエラーやパスステータスの変更のログが該当します。
リモート管理クライアントで発生した障害に関するログは,リモート管理クライアントの障害ログとして出力されます。
この障害情報から,障害状況の把握や原因の解析ができます。
ESXiホストの障害情報について次の表に示します。
ログ名 |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
syslog |
検知した障害などの情報が採取されます。 |
デフォルトのファイル名称を,次に示します。 /var/log/vmkernel.log syslogのファイルパスの設定方法については,VMware vSphereのマニュアルを参照してください。 |
障害レベルについては,「8.1.1 メッセージIDの出力形式と意味」の「表8‒1 メッセージID(KAPLnnnnn-l)の形式と意味」を参照してください。
リモート管理クライアントの障害情報について次の表に示します。
ログ名 |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
プロセス別トレース情報ファイル |
HDLMコマンドの動作ログが採取されます。 |
プロセス別トレース情報ファイルの名称を,次に示します。 \Program Files (x86)\HITACHI\DynamicLinkManagerForVMware\log\dlnkmgr[1-2].log※ファイル数は2です。ファイルサイズの上限は2048KBです。 |
トレースファイル |
HDLMマネージャーのトレース情報が,ユーザーの設定したレベルで採取されます。障害が発生したときに,設定を変更してトレース情報を採取することがあります。 |
トレースファイルの名称を,次に示します。 \Program Files (x86)\HITACHI\DynamicLinkManagerForVMware\log\hdlmtr[1-2].log※ファイル数は2です。ファイルサイズの上限は1000KBです。 |
ホスト接続エラーログ |
ESXiホストとの接続に失敗したときのエラー情報が出力されます。 |
|
イベントログ |
監査ログが採取されます。 イベントログは[[イベントビューア]]などの管理ツールで確認できます。 |
イベントログ(アプリケーションログ) |
- 注※
下線部はインストール時に指定したフォルダーです。
これらのファイルを取得する場合は,必ず別のファイルにコピーしてください。