2.8.4 ユーザーの操作による間欠障害情報の変化
間欠障害監視中に,間欠障害監視の設定値を変更したり,パスの状態を変更したりすると,HDLMが管理しているパスの障害履歴や,自動フェールバック対象外となったパスの情報が初期化されます。間欠障害情報が初期化されるユーザーの操作と対象パスを,次の表に示します。
間欠障害情報が初期化されるユーザーの操作 |
間欠障害情報が初期化されるパス |
|---|---|
間欠障害監視を無効(off)にする |
すべてのパス |
間欠障害監視を再度有効(on)にする (設定値の変更なし) |
|
障害監視時間または障害発生回数を変更する |
|
パスを閉塞状態(Offline(C))にする |
状態を変更したパス |
パスを稼働状態(Online)にする |
|
ホストを再起動する |
すべてのパス |
間欠障害監視が有効の場合,間欠障害情報が初期化されると,その時点から改めて間欠障害監視が開始されます。自動フェールバック対象外となったパスを自動フェールバック対象外のままとするには,間欠障害監視の設定を変更する前に,それらのパスを閉塞状態(Offline(C))にしておいてください。
パスが間欠障害監視中かどうかは,HDLMコマンドのview -pathオペレーションで-iemパラメーターを指定することによって表示されるIEP項目で判断できます。この項目に0以上の数値が表示された場合,間欠障害監視中です。
viewオペレーションについては,「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。