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Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)


2.8 間欠障害の監視

間欠障害とは,ケーブルの接触不良などが原因で断続的に障害が発生する状態です。間欠障害が発生すると,自動フェールバックが繰り返し行われてI/O性能が低下することがあります。このような現象を防ぐため,HDLMでは間欠障害が発生しているパスを自動フェールバックの対象から自動的に外すことができます。これを間欠障害監視といいます。

間欠障害監視を使用すると,一定の時間内に一定の回数の障害が発生したパスは,間欠障害が発生していると見なされます。間欠障害が発生したと見なされたパスは,ユーザーがHDLMコマンドのonlineオペレーションを使ってオンライン操作を実行するまで障害状態のままとなり,自動フェールバックは行われません。この状態を自動フェールバック対象外と呼びます。

〈この節の構成〉