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Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Windows®用)


5.3 パス障害時の対処

HDLMでパスの障害を検出した場合,直ちにその障害に対処して,パスを復旧してください。

パスの障害は,I/Oが発行されたとき,またはWindowsのプラグ アンド プレイ機能がパスの断線などを検出したときにチェックされます。ノンオーナーパスなど,通常I/Oが発行されないパスがある場合,パスヘルスチェック機能を有効にして,I/Oの有無に関わらず,障害を検出できるようにしてください。パスヘルスチェック機能の詳細については「2.9 パスヘルスチェックによる障害検出」を参照してください。

HDLMは,パスの障害を検知した場合,パスのフェールオーバーをするとともに,KAPL08022-Eのメッセージを出力します。このメッセージが出力された場合,次の図に示す,パスを構成する部分に障害が発生しています。

図5‒1 KAPL08022-Eが出力される場合の障害個所
[図データ]

KAPL08022-Eのメッセージが出力された場合の対処手順を次の図に示します。

図5‒2 パス障害時の対処手順
[図データ]

HDLMコマンドを使用してパス障害に対処する手順を次に説明します。

〈この節の構成〉