付録B.3 注意事項
HDLMの使用環境(非ブートディスク環境,ブートディスク環境)に関係なく,カーネルダンプの出力先として,HDLM デバイスを指定することはできません。
Red Hat Enterprise Linux 6,またはOracle Unbreakable Enterprise Kernel 6で,HDLMの使用環境(非ブートディスク環境,ブートディスク環境)に関係なく,/etc/lvm/lvm.confのfilter設定で,SCSIデバイスに対して永続的な名称を指定した場合※,kdumpのカーネルダンプ出力先としてSCSIデバイス上に作成した論理ボリュームを指定すると,カーネルダンプの出力に失敗します。 その場合は,「(1) カーネルダンプ出力用のディスクを追加する」の手順に従って出力先を追加してください。
- 注※
詳細は,「3.10.1 LVM2を使用する場合の注意事項」を参照してください。
カーネルダンプの出力先として,HDLMデバイスに作成したファイルシステム内のディレクトリーを指定している場合,カーネルダンプの採取時にHDLMは動作しないため,HDLMデバイスにアクセスできず,カーネルダンプが出力されません。