4.4.3 パスの状態を変更する
パスの状態を変更する手順について,次に説明します。
(1) パスの状態をOnline状態にする場合
現在のパスの状態を確認します。
パスをHBAポート単位,CHAポート単位,パス単位でOnline状態にする場合は,パス名またはパス管理PATH_IDを確認してください。
コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path
SCSIデバイス名を指定してパスをOnline状態にする場合は,パスのSCSIデバイス名を確認してください。
コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu
パスの状態をOnline状態にするには,HDLMコマンドのonlineオペレーションを実行します。
Online状態にするパスは,HBAポート単位,CHAポート単位,パス単位で指定できます。また,パスを指定する代わりにSCSIデバイス名を指定することもできます。パスの指定については,「6.5 online パスを稼働状態にする」を参照してください。
例えば,特定のHBAポートを通るすべてのパスをOnline状態にする場合は,HDLMコマンドのonlineオペレーションに-hbaパラメーターを指定して実行します。コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr online -hba 0010.0000 KAPL01057-I 指定されたHBAを通る全てのパスをOnlineにします。よろしいですか? [y/n] :y KAPL01061-I 3本のパスをOnlineにしました。失敗したパス = 0本。オペレーション名 = online
変更したパスの状態を確認します。
コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path
(2) パスの状態をOffline(C)状態にする場合
現在のパスの状態を確認します。
パスをHBAポート単位,CHAポート単位,パス単位でOffline(C)状態にする場合は,パス名またはパス管理PATH_IDを確認してください。
コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path
SCSIデバイス名を指定してパスをOffline(C)状態にする場合は,パスのSCSIデバイス名を確認してください。
コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu
パスの状態をOffline(C)状態にするには,HDLMコマンドのofflineオペレーションを実行します。
Offline(C)状態にするパスは,HBAポート単位,CHAポート単位,パス単位で指定できます。また,パスを指定する代わりにSCSIデバイス名を指定することもできます。パスの指定については,「6.4 offline パスを閉塞状態にする」を参照してください。
例えば,特定のHBAポートを通るすべてのパスをOffline(C)状態にする場合は,HDLMコマンドのofflineオペレーションに-hbaパラメーターを指定して実行します。コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr offline -hba 0010.0000 KAPL01055-I 指定されたHBAを通る全てのパスをOffline(C)にします。よろしいですか? [y/n] :y KAPL01056-I 指定されたHBAを通る全てのパスがOffline(C)になってもよい場合はyを入力してください。そうでない場合はnを入力してください。 [y/n] :y KAPL01061-I 3本のパスをOffline(C)にしました。失敗したパス = 0本。オペレーション名 = offline #
変更したパスの状態を確認します。
コマンドの実行例を次に示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path