Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)


3.1.11 Oracle Linux 7を使用する場合の関連製品

Oracle Linux 7を使用する場合の関連製品を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア

HDLMをクラスタ構成で使用する場合,そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys

クラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3‒48 Oracle Linux 7を使用する場合のクラスタソフトウェア

カーネルアーキテクチャ

カーネル

クラスタソフトウェア

EM64T/AMD64

3.10.0-123.el7.x86_64

Oracle RAC 12c Release 1(12.1.0.2.0)※1※2※3

3.10.0-693.el7.x86_64

3.10.0-693.11.6.el7.x86_64

Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.4.0)※2※4※5

Oracle RAC 12c Release 2(12.2.0.1.0)※2※4

注※1

自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Grid Infrastructureの構成だけをサポートします。

3.14 Oracleの設定」の注意事項を参照してください。

注※2

ASMディスクグループは外部冗長を推奨します。サーバ,ストレージ間をマルチパス構成としている環境で標準冗長または高冗長を使用する場合は,必要となるOracle設定について,Oracle社へお問い合わせください。

注※3

Oracle Cloud File Systemも使用できます。その場合は,PATCH P18321597を適用する必要があります。

注※4

次に示す構成をサポートします。

  • 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Grid Infrastructureの構成だけをサポートします。

  • 自動ストレージ管理(ASM)機能(ASMLib Kernel driver(ASMLib)を使用),およびOracle Grid Infrastructureの構成

3.14 Oracleの設定」の注意事項を参照してください。

注※5

p18370031およびp19692824のパッチの適用が必要です。

(2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ

ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3‒49 Oracle Linux 7を使用する場合のボリュームマネージャ

カーネルアーキテクチャ

カーネル

ボリュームマネージャ

EM64T/AMD64

3.10.0-123.el7.x86_64

LVM2.02.105-14.el7

3.10.0-229.el7.x86_64

LVM2.02.115-3.el7

3.10.0-327.el7.x86_64

LVM2.02.130-5.el7

3.10.0-514.el7.x86_64

LVM2.02.166-1.el7

3.10.0-693.el7.x86_64

LVM2.02.171-8.el7

3.10.0-693.11.6.el7.x86_64

3.10.0-862.el7.x86_64

3.10.0-957.el7.x86_64

LVM2.02.180-8.el7

3.10.0-1062.el7.x86_64

LVM2.02.185-2.0.1.el7

3.10.0-1127.el7.x86_64

LVM2.02.186-7.0.1.el7

3.10.0-1160.el7.x86_64

LVM2.02.187-6.0.3.el7

(3) HDLMがサポートするファイルシステム

HDLMがサポートするファイルシステムを次に示します。

  • ext2(OSに同梱)

  • ext3(OSに同梱)

  • ext4(OSに同梱)

  • xfs(OSに同梱)

(4) HDLMがサポートするブートディスク環境

HDLMは「表3‒50 Oracle Linux 7を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。

ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。

表3‒50 Oracle Linux 7を使用する場合のブートディスクの動作環境

カーネルアーキテクチャ

カーネル

HBA

対応する

ストレージシステム

EM64T/AMD64

3.10.0-123.el7.x86_64

Emulex

QLogic

HUS VM

Virtual Storage Platformシリーズ

VSP 5000シリーズ

VSP G1000シリーズ

VSP G1500

VSP F1500

VSP One B20

VSP E シリーズ

VSP Gx00 モデル

VSP Fx00 モデル

3.10.0-229.el7.x86_64

3.10.0-327.el7.x86_64

3.10.0-514.el7.x86_64

3.10.0-693.el7.x86_64

3.10.0-693.11.6.el7.x86_64

3.10.0-862.el7.x86_64

3.10.0-957.el7.x86_64

3.10.0-1062.el7.x86_64

3.10.0-1127.el7.x86_64

3.10.0-1160.el7.x86_64