付録A.11 05-00以降と05-00より前のバージョンとの機能差異
HDLMボリュームグループ操作ユーティリティーで指定するパラメーターをdlmfdrvnに統一しました。
表A‒2 バージョン別コマンドパラメーターの差異 HDLMボリュームグループ操作ユーティリティー
HDLM 05-00より前のバージョン
HDLM 05-00以降のバージョン
dlmextendvg
hdiskn(nは物理ボリューム番号)
dlmfdrvn(nはドライバーのインスタンス番号)
dlmimportvg
hdiskn
dlmfdrvn
dlmmirrorvg
dlmfdrvn(nはドライバーのインスタンス番号)
dlmfdrvn
dlmmkvg
hdiskn
dlmfdrvn
dlmrecreatevg(AIX 5L限定)
hdiskn
dlmfdrvn
dlmreducevg
dlmfdrvn
dlmfdrvn
dlmrestvg
dlmfdrvn
dlmfdrvn
dlmsyncvg
dlmfdrvn
dlmfdrvn
dlmunmirrorvg
dlmfdrvn
dlmfdrvn
機能設定項目のデフォルト値を次のように変更しました。
表A‒3 機能設定項目のデフォルト値 機能設定項目
05-00より前のバージョン
05-00以降のバージョン
パスヘルスチェック(実行間隔)
OFF
ON(30)
リザーブレベル(設定値)
ON(0)
ON(2)
ログファイル出力先ディレクトリーとファイル名を次のように変更しました。
表A‒4 HDLMマネージャーのログの名称対応表 05-00より前のバージョン
05-00以降のバージョン
ディレクトリー
ファイル
ディレクトリー
ファイル
/usr/DynamicLinkManager/log
dlmmgr1.log
/var/DynamicLinkManager/log
dlmmgr1.log
dlmmgr2.log
dlmmgr2.log
dlmcfgmgr1.log
dlmcfgmgr1.log
dlmcfgmgr2.log
dlmcfgmgr2.log
表A‒5 メモリーマップドファイルとトレースファイル 05-00より前のバージョン
05-00以降のバージョン
ディレクトリー
ファイル
ディレクトリー
ファイル
/opt/hitachi/HNTRLib/mmap
hntrホスト名.mm
/opt/hitachi/HNTRLib2/mmap
hntr2mmap.mm
/opt/hitachi/HNTRLib/spool
hntr{1|2|...|16}.log※1
/var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/
hntr2{1|2|...|16}.log※2
- 注
05-00より前のバージョンでHDLMのログファイルを監視する運用をしていた場合,監視対象の変更を行ってください。ログファイルの場所や名称を変更したため,ログファイルの監視ができなくなる事態が想定されます。
- 注※1
実際のファイル名は,hntr1.log~hntr16.logです。
- 注※2
実際のファイル名は,hntr2のあとにファイルの番号が付き,hntr21.log~hntr216.logとなります。hntr直後の2はファイルの番号を表すものではないので,ご注意ください。
HDLM 05-00では,HDLM 05-00より前のバージョンよりも,ログディレクトリーのディスク占有量が多くなります。ディスク占有量の目安は「3.1.4 メモリー所要量およびディスク占有量」を参照してください。
helpディレクトリーの構成を次のように変更しました。
- 05-00より前のバージョン
/usr/DynamicLinkManager/help +- JAPAN | +- figure | | +- *.gif | +- *.htm +- figure | +- *.gif +- *.htm
- 05-00以降のバージョン
/usr/DynamicLinkManager/help +- en | +- figure | | +- *.gif | +- *.htm +- jp +- figure | +- *.gif +- *.htm
HDLM 05-00からHDLMはHNTRLib2(Hitachi Network Objectplaza トレース共通ライブラリー2)を使用します。HDLM 05-00より前のバージョンで使用していたHNTRLib(Hitachi Network Objectplaza トレース共通ライブラリー)を使用しているほかのアプリケーションが存在しない場合は,HNTRLibをアンインストールできます。詳細は「3.13.5 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリー(HNTRLib)のアンインストール」を参照してください。