Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)


付録B.4 リザーブ制御の設定の移行

05-63以前および05-80以降のHDLMではリザーブ制御の設定を「リザーブレベル」と呼び,HDLMコマンドのsetオペレーションの-rsv onパラメで設定しました。HDLMが設定するリザーブ制御の対象はHDLM管理対象デバイスのすべてのLUでした。HDLM EXではHDLMドライバのアドインモジュール化によって,リザーブポリシーの属性設定に従ったリザーブ制御(リザーブ種別やリザーブキーの属性値の読み込み,リザーブの実施,解除)は,AIXのMPIOドライバによって実施されるようになりました。したがって,HDLM EXではHDLMコマンドのsetオペレーションの-rsv onパラメを提供しなくなりました。代わりにリザーブ制御の設定はAIXのchdevコマンドで設定します。リザーブレベルとリザーブポリシーの設定値の対応を次の表に示します。

表B‒2 リザーブレベルとリザーブポリシーの設定値の対応

リザーブレベル

リザーブポリシー

0(リザーブ無視)

no_reserve

2(パーシステントリザーブ)

PR_exclusive

なお,リザーブポリシーの詳細については,AIXのマニュアルを参照してください。