7.5.2 パラメーター
- -b
-odm,-setパラメーターに指定したディレクトリー,ファイルに設定ファイルを保存します。
- -bパラメーターを指定する場合の注意事項
odm環境設定ファイルおよびset環境設定ファイルは,HDLMに関連するディレクトリーに保存しないでください。
HDLMに関連するディレクトリーに保存した場合,HDLMをアンインストールするときに,保存したファイルも削除されてしまいます。
HDLMに関連するディレクトリーは次のとおりです。
/usr/DynamicLinkManager
/var/DynamicLinkManager
/var/DLM
/opt/hitachi
odm環境設定ファイル,set環境設定ファイルおよび保存先ディレクトリーに書き込み権限を付加して実行してください。
保存したodm環境設定ファイルおよびset環境設定ファイルの内容は変更しないでください。
setオペレーションで設定されている項目のうち,次の項目は引き継がれません。
HDLM 6.0以降で指定できる-audlogパラメーターおよび-audfacパラメーターの設定情報
HDLM 7.3以降で指定できる-lbpathusetimesパラメーター,および-expathusetimesパラメーターの設定情報
HDLM 8.1.2以降で指定できる-exrndpathusetimesパラメーターの設定情報
これらの設定情報を引き継ぎたい場合は,HDLM EX へ移行したあと手動で設定してくださ い。
- -r
-odm,-setパラメーターに指定したディレクトリー,ファイルにある設定ファイルに保存した設定ファイルを戻します。
- -odm odm環境設定ファイル名
odmの環境設定を定義したファイル名を指定します。
ファイルのパスを指定してください。
set環境設定ファイル名とは異なるファイル名を指定してください。
- -set set環境設定ファイル名
setオペレーションの環境設定を定義したファイル名を指定します。
ファイルのパスを指定してください。
odm環境設定ファイル名とは異なるファイル名を指定してください。
- -s
-odmパラメーター,または-setパラメーターにすでに存在するファイル名を指定して,ファイルを保存する場合,上書きの確認メッセージを表示しません。
- -h
dlmmigstsユーティリティーの形式を表示します。
使用例
- DVD-ROMドライブのディレクトリーがcdromで,odm環境設定情報を/tmp/odmsetファイルに,set環境設定情報を/tmp/dlnksetファイルに保存する場合
# cdrom/hdlmtool/dlmmigsts -b -odm /tmp/odmset -set /tmp/dlnkset KAPL13001-I The dlmmigsts utility completed successfully.
- DVD-ROMドライブのディレクトリーがcdromで,ヘルプを表示する場合
# cdrom/hdlmtool/dlmmigsts -h Usage :dlmmigsts {{{-b | -r} -odm odmsetfile -set dlnksetfile [-s]} | -h}