4.1.9 システムを複製する場合の注意事項
OSのmksysbコマンドを使って,HDLM管理対象デバイスを含むホストをバックアップできます。このようにして作成したmksysbイメージから,ほかのLPARまたはほかのホストにシステムの複製(クローン)を作成する場合,作成先のシステム環境に合わせてHDLMの情報を更新する必要があります。
作成先のシステム環境に合わせてHDLMの情報を更新するには,mksysbイメージをリストアしたあと,次の手順に従ってHDLMリストア支援ユーティリティー(dlmpostrestore)を実行してください。
リストアが終了して起動したホストに,root権限を持つユーザーでログインします。
dlmpostrestoreユーティリティーを実行します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmpostrestore
処理を続行するかどうか確認するメッセージ(ローカルブートディスク環境の場合はKAPL10552-I,ブートディスク環境の場合はKAPL10555-I)が表示されます。処理を続行する場合,このメッセージに対して「y」を入力し,処理を継続させてください。
ブートディスク環境の場合はホストの再起動が実行されます。
dlmpostrestoreユーティリティーについては,「7.8 dlmpostrestore HDLMリストア支援ユーティリティー」を参照してください。