Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)


3.13.2 リザーブポリシーの設定

Oracle RACの環境を設定する場合,Oracle RACが使用するディスクにHDLM管理対象デバイスのhdiskを指定するときは,次の手順に従ってリザーブポリシーの属性値を確認してください。リザーブポリシーが「PR_exclusive」に設定されている場合は,「no_reserve」に設定してください。

  1. hdiskのリザーブポリシー属性の設定を確認します。

    # lsattr -El hdisk名 -a reserve_policy
    reserve_policy   PR_exclusive                     N/A 真

    以降の手順はリザーブポリシーが「PR_exclusive」に設定されていた場合に実行してください。

  2. 属性を変更するhdiskを指定して直接アクセスしているアプリケーションを,すべて停止します。

  3. 次に示すコマンドを実行して,HDLMで使用しているファイルシステムをアンマウントします。

    # umount ファイルシステムのマウントポイント
  4. 次に示すコマンドを実行して,活動化状態のボリュームグループをすべて表示させます。

    # lsvg -o
  5. 表示されたボリュームグループから,HDLMで使用しているボリュームグループを非活動化します。

    # varyoffvg ボリュームグループ
  6. chdevコマンドを実行して,リザーブポリシー属性を「no_reserve」に設定します。

    # chdev -l hdisk名 -a reserve_policy=no_reserve
  7. 設定が「no_reserve」に変更されていることを確認します。

    # lsattr -El hdisk名 -a reserve_policy
    reserve_policy   no_reserve                     N/A 真