Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド
drmexgcat [ -target インフォメーションストア名 | -f 一括定義ファイル名 ]
[ -transact_log ][ -datafile ]
[ -device デバイスファイル名 ][ -l ][ -v ]
[ -backup_id バックアップID ][ -hostname ホスト名 ]
[ -comment バックアップコメント]コマンドを実行したサーバー上のExchangeデータベースのバックアップ情報を表示します。表示する項目を次の表に示します。
| 表示項目 | 意味 |
|---|---|
| STORAGEGROUP | EXCHANGE |
| BACKUP-COMMENT | バックアップコメント |
| BACKUP-ID | バックアップID |
| BACKUP-MODE | バックアップモード |
| ORIGINAL-ID | drmexgbackupコマンドで取得した本来のバックアップID |
| START-TIME | バックアップ開始時刻 |
| END-TIME | バックアップ終了時刻 |
| HOSTNAME | スナップショットバックアップを実行したサーバー名 |
| T | オブジェクトタイプを示します。 M:メールボックスストア P:パブリックフォルダーストア T:トランザクションログファイル C:チェックポイントファイル |
| OBJECT | Exchange Serverオブジェクトの種類およびオブジェクトの名称を示します。 MAILBOXSTORE:メールボックスストア PUBLICSTORE:パブリックフォルダーストア TRANSACT:トランザクションログファイル CHECKPOINT:チェックポイントファイル OBJECTがトランザクションログファイルまたはチェックポイントファイルのとき,インフォメーションストア名が表示されます。 |
| INFORMATIONSTORE | インフォメーションストア名 |
| FILE※1 | ファイル名 |
| FS | マウントポイントディレクトリー名 |
| FSTYPE | ファイルシステムタイプ(NTFS) |
| DG | 「-」が表示されます。 |
| LVM-DEVICE | 論理デバイスファイル名(論理ボリュームマネージャー導入環境の場合)または「GUID」(論理ボリュームマネージャーを導入していない環境の場合) |
| DEVICE※2 | Harddisk<n>(n:整数) |
| COPY-GROUP | コピーグループ名を次の形式で示します。 RAID Managerボリュームグループ名,ペアボリューム名 |
| PORT# | サーバーホスト側のポート名称 |
| TID# | サーバーホスト側のターゲットID |
| LUN# | サーバーホスト側の論理ユニット番号 |
| MU# | ペア識別子 |
| LDEV# | RAID装置内での論理デバイス番号 |
| P/S | 正ボリュームか副ボリュームかを識別する文字 P:正ボリューム S:副ボリューム |
| SERIAL# | RAID装置内でのシリアル番号 |
| VIRTUAL-SERVERNAME※3 | 仮想サーバー名(環境変数DRM_HOSTNAMEの値) |
| DB-PATH※3 | バックアップカタログの格納ディレクトリー名 |
| CATALOG-UPDATE-TIME※3 | バックアップカタログの作成時刻 |
表示できない項目がある場合,その項目欄には「-」が表示されます。すべての項目が表示できない場合,エラーメッセージが表示されます。
各項目は,空白文字で区切られて表示されます。
-target インフォメーションストア名
特定のインフォメーションストアに関する情報を表示する場合に指定します。複数のインフォメーションストア名の情報を表示する場合は,インフォメーションストア名をコンマで区切って指定します。インフォメーションストア名に空白を含む場合は,引用符で囲みます。
-f 一括定義ファイル名
特定のインフォメーションストアに関する情報を表示する場合に指定します。表示するインフォメーションストアの一覧を記述した定義ファイルをあらかじめ作成しておき,そのファイルの名称を指定することで,情報を表示するインフォメーションストアを一度に指定できます。一括定義ファイル名は絶対パスで指定します。
-transact_log
トランザクションログに関連する情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-targetオプションまたは-fオプションと一緒にこのオプションを指定した場合,指定したインフォメーションストアのトランザクションログに関連する情報だけを表示します。-targetオプションまたは-fオプションを省略した場合,すべてのインフォメーションストアのトランザクションログに関連する情報を表示します。
-datafile
データファイルに関連する情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-targetオプションまたは-fオプションと一緒にこのオプションを指定した場合,指定したインフォメーションストアのデータファイルに関連する情報だけを表示します。-targetオプションまたは-fオプションを省略した場合,すべてのインフォメーションストアのデータファイルに関連する情報を表示します。
-device デバイスファイル名
デバイスファイルに関連する情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-l
インフォメーションストアの情報をロング形式で表示する場合に指定します。
-v
バックアップカタログに関する管理情報を表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-backup_id バックアップID
特定のバックアップデータの情報だけを表示する場合に指定します。バックアップIDとは,バックアップデータを一意に識別するためのIDで,バックアップ時に,バックアップカタログに登録されます。バックアップIDを確認するにはdrmexgcatコマンドを実行します。なお,指定できるバックアップIDの値は0000000001~4294967295 です。先頭の0は省略しないでください。
-hostname ホスト名
特定のホストに関連するバックアップ情報だけを表示する場合に指定します。
-comment バックアップコメント
特定のバックアップコメントの情報だけを表示する場合に指定します。
バックアップコメントは大文字と小文字を区別します。
バックアップコメントはワイルドカード(*)が指定できます。前方一致(XYZ*のように,先頭は検索したい文字で,末尾に任意の文字を指定する)だけ指定できます。ワイルドカード,記号,または半角スペースを指定する場合はバックアップコメントを引用符(")で囲んで指定します。記号を引用符(")で囲まない場合は,特殊記号と認識しバックアップコメントの文字列として正しく解釈できません。「-comment "*"」と指定した場合は,すべてのバックアップカタログを表示します。すべてのバックアップカタログを表示した場合,バックアップコメントが登録されていないバックアップカタログには,「-」を表示します。
「-comment ""」のように,-commentオプションのあとに引用符2つを指定した場合は,バックアップデータはありません,というメッセージを表示します。
-targetオプション,または-fオプションによって空白を含んだファイル名またはディレクトリー名をコマンドラインのオプションとして指定する場合,指定されるパス名は,引用符(")で囲む必要があります。
ただし,一括定義ファイル内で対象のファイル名またはディレクトリー名を記述する場合は,指定するパス名を引用符(")で囲む必要はありません。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
PROMPT> drmexgcat -v
PROMPT> drmexgcat -target Mail2
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