Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド
drmsqlcat インスタンス名
[ -target データベース名 | -f 一括定義ファイル名 ]
[ -transact_log ][ -datafile ][ -metafile ]
[ -device デバイスファイル名 ][ -l ][ -v ]
[ -backup_id バックアップID ][ -hostname ホスト名 ]
[ -comment バックアップコメント] [ -template ]
[ -lsn ]コマンドを実行したサーバー上のSQL Serverデータベースのバックアップ情報を表示します。表示する項目を次の表に示します。
| 表示項目 | 意味 |
|---|---|
| INSTANCE | SQL Serverインスタンス名 |
| BACKUP-COMMENT | バックアップコメント |
| BACKUP-ID | バックアップID |
| BACKUP-MODE | バックアップモード(ONLINE) |
| ORIGINAL-ID | drmsqlbackupコマンドで取得した本来のバックアップID |
| INSTANCE | SQL Serverインスタンス名 |
| START-TIME | スナップショットバックアップ開始時刻 |
| END-TIME | スナップショットバックアップ終了時刻 |
| HOSTNAME | スナップショットバックアップを実行したサーバー名 |
| T | オブジェクトタイプを表示。 D:データファイル T:トランザクションログ M:VDIメタファイル |
| DB | SQL Serverデータベース名 |
| OBJECT | SQL Serverオブジェクト名を表示。 DATAFILE:データファイル名 TRANSACT:トランザクションログファイル名 METAFILE:VDIメタファイル名 |
| FILE | ファイル名またはディレクトリー名 |
| CHECKPOINT-LSN | トランザクションログバックアップファイルをリストアする場合にデータベースのリカバリーの起点となるログシーケンス番号を表示。※1 |
| FULL-BACKUP-TIME | バックアップ実行時にSQL Serverのmsdbに記録されたデータベースの完全バックアップ終了時間を,次の形式で表示。 yyyy/mm/dd hh:mm:ss※1 |
| FS | マウントポイントディレクトリー名 |
| FSTYPE | ファイルシステムタイプ(NTFS) |
| DG | 「-」が表示されます。 |
| LVM-DEVICE | 論理デバイスファイル名(論理ボリュームマネージャー導入環境の場合)または「GUID」(論理ボリュームマネージャーを導入していない環境の場合) |
| DEVICE※2 | Harddisk<n>(n:整数) |
| COPY-GROUP | コピーグループ名を次の形式で表示。 RAID Managerボリュームグループ名,デバイス名 |
| PORT# | サーバーホスト側のポート名称 |
| TID# | サーバーホスト側のターゲットID |
| LUN# | サーバーホスト側の論理ユニット番号 |
| MU# | ペア識別子 |
| LDEV# | RAID装置内での論理デバイス番号 |
| P/S | 正ボリュームか副ボリュームかを識別する文字 P:正ボリューム S:副ボリューム -:その他 |
| SERIAL# | RAID装置内でのシリアル番号 |
| VIRTUAL-SERVERNAME※3 | 仮想サーバー名(環境変数DRM_HOSTNAME値) |
| DB-PATH※3 | バックアップカタログの格納ディレクトリー名 |
| CATALOG-UPDATE-TIME※3 | バックアップカタログの作成時刻 |
| BACKUP-COMMENT | バックアップコメント |
表示できない項目がある場合,その項目欄には「-」が表示されます。すべての項目が表示できない場合,エラーメッセージが表示されます。
各項目は,空白文字で区切られて表示されます。
インスタンス名
バックアップ情報を表示するデータベースのインスタンスの名称を指定します。SQL Serverインスタンスが既定のインスタンスの場合,「DEFAULT」と指定します。
-target データベース名
特定のデータベースのバックアップ情報を表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
複数のデータベースの情報を表示する場合は,1つのデータベースごとにコンマで区切って指定します。空白文字を含んだデータベース名を指定する場合,「"」で囲んで指定します。
このオプションおよび-fオプションの両方を省略した場合は,インスタンス名で指定したインスタンス全体のデータベースの情報を表示します。
-f 一括定義ファイル名
特定のデータベースのバックアップ情報を参照する場合に指定します。-targetオプションと異なり,情報を表示するデータベースの一覧を記述した定義ファイルをあらかじめ作成しておき,そのファイルの名称を指定することによって,情報表示するデータベースを指定します。一括定義ファイル名は絶対パスで指定します。空白文字を含んだ一括定義ファイル名を指定する場合,「"」で囲んで指定します。
このオプションおよび-targetオプションの両方を省略した場合は,インスタンス名で指定したインスタンス全体の情報を表示します。
-transact_log
データベースインスタンスのトランザクションログファイルの情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-datafile
データベースインスタンスのデータファイルの情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-metafile
データベースインスタンスのVDIメタファイルの情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-device デバイスファイル名
インスタンス名で指定したインスタンスに関連する特定のデバイスファイルに関する情報だけを表示する場合に指定します。次の情報を表示します。
-l
表示形式をロング形式にする場合に指定します。
-v
表示対象のバックアップカタログに関する情報を表示する場合に指定します。
次の情報を表示します。
-backup_id バックアップID
特定のバックアップIDのバックアップ情報を表示する場合に指定します。バックアップIDとは,バックアップデータを一意に識別するためのIDで,バックアップ時に,バックアップカタログに登録されます。なお,指定できるバックアップIDの値は0000000001~4294967295 です。先頭の0は省略しないでください。
-hostname ホスト名
特定のホストに関連するバックアップ情報だけを表示する場合に指定します。
-comment バックアップコメント
特定のバックアップコメントの情報だけを表示する場合に指定します。
バックアップコメントは大文字と小文字を区別します。
バックアップコメントはワイルドカード(*)が指定できます。前方一致(XYZ*のように,先頭は検索したい文字で,末尾に任意の文字を指定する)だけ指定できます。ワイルドカード,記号,または半角スペースを指定する場合はバックアップコメントを引用符(")で囲んで指定します。記号を引用符(")で囲まない場合は,特殊記号と認識しバックアップコメントの文字列として正しく解釈できません。「-comment "*"」と指定した場合は,すべてのバックアップカタログを表示します。すべてのバックアップカタログを表示した場合,バックアップコメントが登録されていないバックアップカタログには,「-」を表示します。
「-comment ""」のように,-commentオプションのあとに引用符2つを指定した場合は,バックアップデータはありません,というメッセージを表示します。
-template
drmsqlbackupに-templateオプションを指定して作成したテンプレートカタログを使用してリストアする場合に指定するテンプレートカタログを表示するときに指定します。-templateオプションで指定されたテンプレートカタログのSTART-TIMEおよびEND-TIMEは,テンプレートカタログの作成開始時間と終了時間となります。
-lsn
OBJECTのDATAFILE行で示されるデータファイルのバックアップファイルをリストアする場合にリカバリーの起点となるログレコードのログシーケンス番号「CHECKPOINT-LSN」と,完全バックアップ終了時間「FULL-BACKUP-TIME」を表示する場合に指定します。
-targetオプション,または-fオプションによって空白を含んだファイル名またはディレクトリー名をコマンドラインのオプションとして指定する場合,指定されるパス名は,引用符(")で囲む必要があります。
ただし,一括定義ファイル内で対象のファイル名またはディレクトリー名を記述する場合は,指定するパス名を引用符(")で囲む必要はありません。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
PROMPT> drmsqlcat SQL1
PROMPT> drmsqlcat SQL1 -l
PROMPT> drmsqlcat SQL1 -l -hostname DB_SVR1
PROMPT> drmsqlcat SQL1 -v
PROMPT> drmsqlcat default -comment "SQL2-DR-10.0*"
PROMPT> drmsqlcat default -template
PROMPT> drmsqlcat SQL1 -lsn
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