Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド

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1.6.2 EX_DRM_SQL_DEF_CHECK(オペレーション定義ファイルの内容チェック,および一時ディレクトリーの自動生成をする)

書式

オペレーションIDを指定してデータベースサーバーのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合

EX_DRM_SQL_DEF_CHECK オペレーションID -db

オペレーションIDを指定してバックアップサーバーのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合

EX_DRM_SQL_DEF_CHECK オペレーションID -bk

定義ファイル名を指定してデータベースサーバーのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合

EX_DRM_SQL_DEF_CHECK -db -f 定義ファイル名

定義ファイル名を指定してバックアップサーバーのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合

EX_DRM_SQL_DEF_CHECK -bk -f 定義ファイル名
説明

オペレーション定義ファイルの記述内容をチェックし,問題がなかった場合は拡張コマンドの使用する一時ディレクトリーを自動生成します。

なお,次の場合は,定義ファイルチェックツールの再実行が必要となります。

オペレーション定義ファイルの記述内容のチェックでは,引数で指定されたファイルが存在することをチェックしてから,オペレーション定義ファイルの指定項目について,次のことをチェックします。

このほか,オペレーション定義ファイルの各指定項目について,次の表に示す指定内容をチェックします。

表1-12 オペレーション定義ファイルのチェック内容(EX_DRM_SQL_DEF_CHECK)

項目名 チェック内容
BACKUP_OBJECT MSSQL」が指定されていること
DB_SERVER_NAME
  • DB_SERVER_NAME」と「INSTANCE_NAME」の組み合わせでデータベース接続できること
  • SET_DRM_HOSTNAME」に1が指定されている場合に,「DB_SERVER_NAME」の値がApplication Agentの構成定義ファイル「init.conf」の「DRM_DB_PATH」に設定されているデータベースサーバー名と一致していること
INSTANCE_NAME DB_SERVER_NAME」と「INSTANCE_NAME」の組み合わせでデータベース接続できること
TARGET_NAME
  • データベース名が実在すること(データベースに接続して,masterデータベースのsysdatabasesテーブルの内容をチェックする)※1
  • バックアップの対象外のデータベース「tempdb」が含まれていないこと
FTP_HOME_DIR
  • 指定されたディレクトリーが存在すること※1※2
  • 絶対パスが指定されていること
FTP_SUB_DIR
  • 指定された文字列の中にディレクトリー区切り文字(\)が含まれていないこと
  • ピリオド1つ(.)または2つ(..)だけの指定でないこと
  • ルートディレクトリーを指定していないこと
SET_DRM_HOSTNAME 0または1が指定されていること

注※1
データベースおよびディレクトリーの名称は,大文字と小文字が区別されません。

注※2
-bkオプションを指定したときだけチェックされます。

チェックツールで自動生成されるディレクトリーは,次のとおりです。

表1-13 EX_DRM_SQL_DEF_CHECKで自動生成されるディレクトリー

EX_DRM_SQL_DEF_CHECKの実行場所 拡張コマンド用一時ディレクトリー VDIメタファイル格納ディレクトリー
データベースサーバー <ディクショナリーマップファイル格納ディレクトリーと同じ階層のscript_workディレクトリー>\<オペレーションID>\DB

(例)
ディクショナリーマップファイル格納ディレクトリーが「H:\PTM」,オペレーションIDが「Operation_A」の場合,拡張コマンド用一時ディレクトリーは,「H:\script_work\Operation_A\DB」となります。
drmsqlinitコマンドで登録したVDIメタファイル格納ディレクトリー,またはバックアップ対象のSQL Serverデータベースデータファイルのfile_idが最小のディレクトリー(drmsqlinitで指定しない場合)
バックアップサーバー <FTP_HOME_DIRで指定したディレクトリー>\<FTP_SUB_DIRで指定したディレクトリー>\<オペレーションID>\BK <FTP_HOME_DIRで指定したディレクトリー>\<FTP_SUB_DIRで指定したディレクトリー>\<オペレーションID>\AP
前提条件

次の前提条件があります。

引数

オペレーションID

処理の対象となるリソースを表す固有の文字列を指定します。指定したオペレーションIDに対応したオペレーション定義ファイルの情報が,拡張コマンドの実行に使用されます。

-db

データベースサーバーのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合に指定します。

-bk

バックアップサーバーのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合に指定します。

-f 定義ファイル名

チェックするオペレーション定義ファイルのファイル名を絶対パスで指定します。

戻り値

0:正常終了した場合

0以外:エラーが発生した場合

エラーの発生条件

次の場合には,この拡張コマンドはエラーとなります。

使用例