Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
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6.8.3 SQL Serverデータベースをリモートサイトでリストアする
ローカルサイトに障害が発生している場合に,SQL Serverデータベースをリモートサイトでリストアする例について説明します。
- この項の構成
- (1) リモートサイトでの操作
- TrueCopyのペア(常時ペア)を分割します。
ペア状態を「PAIR」から「SMPL」にします。
BKServer > pairsplit -g TC01 -d SQL11 -S
BKServer >
- バックアップデータのバックアップIDを確認します。
バックアップIDを確認するには,バックアップサーバーでdrmtapecatコマンドを実行します。
BKServer >drmtapecat
- バックアップしたデータをテープから副ボリュームへリストアします。
リストアするには,バックアップサーバーでEX_DRM_TAPE_RESTOREを実行します。
BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE Operation_A -backup_id 0000000002
リストアを実行すると,バックアップサーバーのバックアップカタログに,このリストア操作に関する情報が新しいバックアップID「0000000003」で登録されます。
- 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
バックアップサーバーでdrmsqlcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバーにリストアされていることを確認します。
BKServer > drmsqlcat default
- リストアしたボリュームを,ディスク管理機能を使用してマウントします。
「G:」ドライブにマウントします。
- SQL Serverを起動します。
- バックアップID記録ファイルを作成します。
バックアップID記録ファイルは,EX_DRM_SQL_RESTOREでリストアする際に必要なファイルです。バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。
BKServer > EX_DRM_BACKUPID_SET Operation_A -backup_id 0000000003
- リモートサイトで,リストアを実行します。
このとき,コピーグループは再同期しないので,-no_resyncオプションを指定します。
BKServer > EX_DRM_SQL_RESTORE Operation_A -no_resync -nochk_host
- SQL Serverデータベースをリカバリーします。
リカバリーするにはバックアップサーバーでdrmsqlrecoverコマンドまたはdrmsqlrecovertoolコマンドを実行します。drmsqlrecoverコマンドおよびdrmsqlrecovertoolダイアログボックスの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Application Agent CLIリファレンスガイド」のdrmsqlrecoverコマンドまたはdrmsqlrecovertoolコマンドの説明を参照してください。
- リモートサイトに,ShadowImageのペアが構成されている場合,ペアボリュームにバックアップを取得するなどして,リモートサイトで運用を続けます。
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