Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentを使用して副ボリュームから正ボリュームにデータをリストアすると,データベースはローディング状態,またはスタンバイ状態のどちらかになります。
ローディング状態およびスタンバイ状態のデータベースに対しては,トランザクションログを適用できます。トランザクションログを使用した運用については,「6.5 SQL Serverのトランザクションログを利用した運用をする」を参照してください。
ローディング状態やスタンバイ状態のデータベースに対しては,バックアップは実行できません。バックアップを実行するには,データベースを参照および更新できる状態にする必要があります。ローディング状態やスタンバイ状態のデータベースを参照および更新できるようにするには,drmsqlrecovertoolコマンドまたはdrmsqlrecoverコマンドでデータベースをリカバリーします。これらのコマンドを使用すると,データベースをローディング状態からスタンバイ状態に,またはスタンバイ状態からローディング状態に変更することもできます。
リストア,リカバリー時のデータベースの状態を次の図に示します。
なお,スタンバイ状態のデータベースをSQL Serverの管理ツールから参照した場合,drmsqlrecoverコマンドやdrmsqlrecovertoolコマンドを実行する前に,SQL Serverの管理ツールで対象データベースとの接続を解除するか,またはSQL Serverの管理ツールを終了してください。SQL Serverの管理ツールがデータベースサーバーに接続した状態のままdrmsqlrecoverコマンドやdrmsqlrecovertoolコマンドを実行すると,データベースが排他状態になっているため,コマンドがエラー終了します。
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