Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentは,デフォルトではWindowsに標準でバンドルされるSQL Serverクライアント(ODBCドライバーおよびOLE DBドライバー)を用いてSQL Serverと接続します。セキュリティー上の理由などでマイクロソフト社が個別に配布するSQL Serverクライアントを使用する場合は,次の設定を実施してください。
表3-58 Application AgentがサポートするSQL Serverクライアント
| SQL Serverクライアント種別 | 名称 |
|---|---|
| ODBCドライバー |
|
| OLE DBドライバー |
|
表3-59 Application AgentがサポートするODBCドライバーおよびOLE DBドライバーの組み合わせと制限事項
| ODBCドライバー | OLE DBドライバー | Application Agent制限事項 |
|---|---|---|
| Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server | Microsoft OLE DB Driver 18 for SQL Server | SQL Serverとの通信を暗号化する設定に対応しません。 |
| Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server | Microsoft OLE DB Driver 19 for SQL Server | Windows Server 2022上で動作するSQL Server 2022以外との接続をサポートしません。 |
表3-60 SQLServerClient.confファイルのパラメーター
| パラメーター名 | 説明 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| DRM_SQL_CLIENT_ODBC | SQL Serverとの接続に使用するODBCドライバー名を指定します。※1 |
|
| DRM_SQL_CLIENT_OLEDB | SQL Serverとの接続に使用するOLE DBドライバー名を指定します。※1 |
|
| DRM_SQL_CLIENT_ENCRYPT | SQL Serverに接続する際の暗号化の設定を指定します。 NO:非暗号化 YES:暗号化※2 STRICT:厳密な暗号化※2 デフォルト値はNOとなります。 |
|
| DRM_SQL_CLIENT_HOSTNAMEINCERTIFICATE | 暗号化通信に使用するホスト名またはFQDN名を指定します。 SQL Serverがドメインに登録されている場合,本オプションはFQDN名での指定が必須です。※3 |
|
Application Agentのコマンドが使用するSQL ServerクライアントをOS標準のドライバーに戻す場合,SQLServerODBC.confおよびSQLServerClient.confを所定の場所から削除してください。
SQLServerODBC.confとSQLServerClient.confの両方を所定の場所に配置した場合,Application AgentはSQLServerODBC.confの存在を無視します。
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