3.5.1 非クラスター構成またはバックアップサーバーの場合

非クラスター環境またはバックアップサーバーの場合，Application Agentのインストール時にディクショナリーマップファイルは自動的に作成されます。次の場所に作成されます。

ディクショナリーマップファイル格納ディレクトリーの作成場所

<Application Agentのインストール先>\DRM\db

インストール時に自動的に作成されたディクショナリーマップファイルを使用する場合，ディクショナリーマップファイルを新たに作成する必要はありません。

任意のディレクトリーにディクショナリーマップファイルを作成して運用する場合は，次の手順でディクショナリーマップファイルを作成してください。

任意のディレクトリーにディクショナリーマップファイルを作成するには：

1. ディクショナリーマップファイルおよびバックアップカタログの格納先を変更します。
   Application Agentの構成定義ファイル（init.conf）に「DRM_DB_PATH=任意のディレクトリー名」を追加します。次のことに注意してください。
   
   • init.confの最後の行に追加する。
   • 「任意のディレクトリー名」の後ろには必ず改行コードを入れる。
   • バックアップ対象とは別のディスクを指定する。バックアップ対象のペアボリュームを構成したディスクは指定しない。
   • ディレクトリー名は絶対パスで指定する。
   指定例を次に示します。
   DRM_DB_PATH=H:\PTM
   
2. ディスクにディクショナリーマップファイルおよびバックアップカタログを作成します。
   drmdbsetupユーティリティーを実行します。次のように指定します。
   PROMPT> <Application Agentのインストール先>\DRM\bin\util\drmdbsetup -i
   ディクショナリーマップファイルおよびバックアップカタログが作成されると，次のメッセージが表示されます。
   All data files were created.