付録D.1 システム時刻の補正時の注意事項
Pod内のシステム時刻は動作するワーカーノードのシステム時刻に依存します。時刻を補正するソフトウェア(NTPなど)を使用してワーカーノードのシステム時刻を補正する場合、次の点に注意して運用してください。システム時刻補正の詳細については、使用しているソフトウェアのマニュアルを参照してください。
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NTPプログラムのslewモードのように、時刻飛びが発生しないように時刻のずれを徐々に補正するようにしてください。
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一度に秒単位、またはそれより大きな単位で時刻補正が必要な場合は、HMP-PCTOのPodを停止してから時刻を補正してください。
また、時刻補正によってシステム時刻が戻ったり進んだりすると、次のような事象が発生することがあります。
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トランザクションや通信などで、タイムアウトが想定より遅くなったり早くなったりする
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ログやトレース情報の時系列が崩れる