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Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド

11.5.3　メトリクス

〈この項の構成〉

(1)　出力先

HMP-PCTOの各コンポーネントは、Micrometerを使用してメトリクスデータを取得し、Prometheus向けのExporterを使って、テキストのデータをPrometheusサーバに送ります。

また、Jaeger-collectorから出力されるメトリクスについてもPrometheusサーバで収集します。

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(2)　出力形式

(a)　PrometheusサーバのWeb UIによる参照

Prometheusサーバの標準のWeb UIにアクセスすると、次の画面が表示されます。

図11‒41　Prometheusサーバの標準のWeb UI

[図データ]

画面上部のテキストフィールドにPromQLの構文でクエリを入力し、Executeボタンを押すことでクエリの結果のメトリクス情報が画面に出力されます。

(b)　Grafanaによる参照

Prometheusで収集されたメトリクスは、メトリクス閲覧アプリケーションであるGrafanaで確認できます。Microsoft Azure環境でメトリクスを収集した場合は、マネージドGrafanaを使用してメトリクスを確認してください。Grafanaの詳細については、公式ドキュメントを参照してください。

(c)　Kibanaなどの可視化ツールによる参照

Elasticsearchに保存されたメトリクスはKibanaなどの可視化ツールで確認できます。詳細はKibanaなどの可視化ツールのリファレンスを参照してください。

Kibanaを例として、HMP-PCTOのメトリクスを抽出するためのフィールドを指定する例を次に示します。

prometheus.metrics.<メトリクス取得項目※1> : *※2
注※1

メトリクス取得項目に関しては、「(3)　出力内容」の項目を参照してください。

注※2

数値に関して特に条件がない場合は、": *"を指定することで、該当するメトリクスを取得した項目の絞り込みができます。

図11‒42　Kibanaによるメトリクス参照例

[図データ]

(d)　Google Cloud PlatformのCloud Monitoringによる参照

Google Cloud Platform環境でメトリクスを確認する場合は、Cloud Monitoringを使用してメトリクスを参照します。詳細については、Google Cloud Platformの公式ドキュメントを参照してください。

(e)　New Relicによる参照

New Relic使用時にメトリクスを確認する場合は、New Relic UI（Web UI）を使用してメトリクスを参照します。詳細については、New Relicの公式ドキュメントを参照してください。

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(3)　出力内容

メトリクスデータとして出力する、HMP-PCTOのメトリクス取得項目については、「付録C　HMP-PCTOのメトリクス取得項目」を参照してください。

なお、ユーザアプリケーション（業務処理）部分は、ユーザがメトリクスを取得する必要があります。

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(4)　参照方法

(a)　PrometheusのWeb UI参照方法

Prometheusサーバに収集されたメトリクスデータは、Prometheusサーバが公開しているWeb UIに、次のURLにアクセスすることで参照できます。

http://A...A:B...B

A...A：PrometheusのWeb UIのDNS名またはIPアドレス

B...B：PrometheusのWeb UIのポート番号

(b)　エンドポイント

HMP-PCTOのメトリクスデータと、Mediatorでの処理中のトランザクションブランチ数、処理が完了したトランザクションブランチ数を参照可能とするために、各コンポーネントでエンドポイントを次の形式で用意しています。

http://A...A/B...B

A...A：各コンポーネントのPodのDNS名

B...B：メトリクスのエンドポイント

次にHMP-PCTOの各コンポーネントにおけるエンドポイントの詳細を示します。

Orchestrator-Serviceコンテナイメージ

Orchestrator-Serviceコンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒39　Orchestrator-Serviceコンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Relay-Serviceコンテナイメージ

Relay-Serviceコンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒40　Relay-Serviceコンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Entity-Service(SQL)コンテナイメージ

Entity-Service(SQL)コンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒41　Entity-Service(SQL)コンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Entity-Service(TCC)コンテナイメージ

Entity-Service(TCC)コンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒42　Entity-Service(TCC)コンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Orchestrator-Service(SQL)コンテナイメージ

Orchestrator-Service(SQL)コンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒43　Orchestrator-Service(SQL)コンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Alternate-Serviceコンテナイメージ

Alternate-Serviceコンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒44　Alternate-Serviceコンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Alternate-Service(SQL)コンテナイメージ

Alternate-Service(SQL)コンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒45　Alternate-Service(SQL)コンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
Mediatorコンテナイメージ

Mediatorコンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒46　Mediatorコンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント
TP1-Bridgeコンテナイメージ

TP1-Bridgeコンテナイメージのエンドポイントを次に示します。

表11‒47　TP1-Bridgeコンテナイメージのエンドポイント

項番

エンドポイント名

役割

1

/hmppcto/metrics

Prometheusにメトリクスを公開するためのエンドポイント

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