Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


9.2.2 JDBC Proxy Driver

JDBC Proxy Driverを使用する場合に設定するパラメタを説明します。JDBC Proxy Driverを使用しない場合は設定不要です。

JDBC Proxy Driverのパラメタは、Entity-Service(SQL)、Orchestrator-Service(SQL)、Alternate-Service(SQL)に設定します。

〈この項の構成〉

(1) spring.datasourceのパラメタ

各パラメタの接頭辞は、spring.datasourceです。

spring.datasourceにJDBC Proxy Driverの設定をすることで、APはJDBC Proxy DriverのDataSourceを参照できます。

表9‒4 spring.datasourceのパラメタ

パラメタ

説明

driver-class-name

Spring FrameworkがJDBC Driverクラスを特定するパラメタです。

次のHMP-PCTOのJDBC Proxy Driverのクラス名を設定してください。

jp.co.Hitachi.soft.hmppcto.client.PctoDriver

String

type

Spring FrameworkがDBのコネクション制御に使用するDataSourceを指定するパラメタです。

次のHMP-PCTOのJDBC Proxy Driverのクラス名を設定してください。

jp.co.Hitachi.soft.hmppcto.jdbc.client.PctoDataSource

String

url

Spring FrameworkがDBに接続するために使用するURLです。

HMP-PCTOはこの設定値を使用しないため任意の文字列を設定してください。

実際にDBに接続するためのURLはSQL-Participantで設定します。

String

username

Spring FrameworkがDBに接続するために使用するユーザ名を設定します。

HMP-PCTOはこの設定値を使用しないため任意の文字列を設定してください。

実際にDBに接続するためのユーザ名はSQL-Participantで設定します。

String

password

Spring FrameworkがDBに接続するために使用するパスワードを設定します。

HMP-PCTOはこの設定値を使用しないため、任意の文字列を設定してください。

実際にDBに接続するためのパスワードはSQL-Participantで設定します。

String

なお、設定範囲とデフォルト値は、Spring Frameworkの仕様に依存します。

(2) spring.sqlのパラメタ

各パラメタの接頭辞は、spring.sqlです。

表9‒5 spring.sqlのパラメタ

パラメタ

説明

init.mode

Spring FrameworkがSQLデータベースの初期化を行うかどうかを指定するパラメタです。

HMP-PCTOではSQLデータベースの初期化を行う必要がないため、次の値を設定してください。

never

String

なお、設定範囲とデフォルト値は、Spring Frameworkの仕様に依存します。