Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


3.11.1 ログおよびトラブルシュート情報の取得の設定

連携製品のトラブルシュート情報を取得するため、HMP-PCTOの構築時に次の設定をします。

〈この項の構成〉

(1) Tomcatのアクセスログの取得方法

(2) PostgreSQLのトラブルシュート情報の取得方法(SQL-Participantを使用する場合)

トラブルシュートを実施するため、ログ情報が必要です。ログ情報の出力方法、取得方法については、PostgreSQLのドキュメントを参照してください。

(3) HiRDBのトラブルシュート情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトラブルシュート情報の取得方法については、マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」、マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」、およびマニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(4) SQL Serverのトラブルシュート情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトラブルシュート情報の出力方法および取得情報については、SQL Serverのドキュメントを参照してください。

(5) Oracle Databaseのトラブルシュート情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトラブルシュート情報の出力方法および取得情報については、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。

(6) EADSのトラブルシュート情報の取得方法

EADSのトラブルシュート情報を取得するための設定、および取得方法については、マニュアル「Elastic Application Data Store ユーザーズガイド」を参照してください。

なお、トライアル版では取得できません。

(7) uCosminexus Service Platformのトレース・ログ情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトレース・ログ情報を取得するための設定、および取得方法については、マニュアル「Cosminexus BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」を参照してください。

(8) OpenTP1のトレース・ログ情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

このトレース・ログ情報を取得するための設定、および取得方法については、マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

(9) TP1/Client/Jのトラブルシュート情報の取得方法

TP1-Bridgeのトラブルシュート情報は、情報ごとに出力方法が異なります。情報ごとの取得方法を次の表に示します。

表3‒26 TP1/Client/Jのトラブルシュート情報の取得方法

項番

トラブルシュート情報

取得方法

1

デバッグトレース

TP1-Bridgeの標準出力として出力されるため、ログ収集アプリケーションまたはサービスによって収集します。

Elastic Stackを使用している場合、Filebeatサイドカーコンテナで収集します。

収集されたデータはElasticsearchに送信されるため、Elasticsearchのスナップショット機能で取得します。

Microsoft Azure環境の場合、Azure Monitor Log Analyticsで収集します。Azure Monitor Log Analyticsからエクスポートすることで取得します。

Google Cloud Platform環境の場合、Cloud Loggingのログエクスプローラで収集します。ログエクスプローラを開き、「操作」メニューをクリックしたあと、「ダウンロード」をクリックしてください。

New Relicを使用している場合、New RelicのLogs UIまたはNRQLで収集します。New Relicの Logs UIを使用して、New Relicで一度に出力できる最大行数までを取得できます。詳細については、New Relicの公式ドキュメントを参照してください。

2

エラートレース

TP1-BridgeのHelmチャートのvalues.yamlで、トラブルシュート情報の出力を有効化できます。出力を有効化するパラメタについては、「(1) Helmチャートのパラメタ」を参照してください。

出力を有効化したトラブルシュート情報は、uCosminexus Application Runtime for Spring Bootのスナップショットログ機能で取得します。

3

メソッドトレース

4

UAPトレース

5

データトレース