Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


3.1.1 オンプレミス環境の場合

オンプレミス環境の場合、HMP-PCTOのコントロールプレーンおよびRASのKubernetesアプリケーションは次の流れでデプロイします。オートスケール機能を使用する場合は、「4. オートスケール機能の運用」も併せて参照してください。

表3‒1 HMP-PCTOのコントロールプレーンおよびRASのKubernetesアプリケーションのデプロイの流れ

項番

項目

説明

参照先

1

Mediatorのビルド

HMP-PCTOの提供物を使用してMediatorをビルドします。通常版の場合だけ実施します。

3.2 Mediatorのビルド(通常版限定)

2

TP1-Bridgeのビルド(通常版かつTP1-Bridge限定)

HMP-PCTOの提供物を使用してTP1-Bridgeをビルドします。通常版の場合でTP1-Bridgeを使用するときだけ実施します。

3.3 TP1-Bridgeのビルド(通常版かつTP1-Bridge限定)

3

HMP-PCTOのコントロールプレーンのコンテナイメージ作成

コンテナイメージは、HMP-PCTOが提供するDockerfileを基にビルドします。通常版の場合だけ実施します。

HMP-PCTOのオプション製品を使用する場合は、ビルドの前に、コンテナイメージビルド作業ディレクトリにオプション製品のライセンスファイルを配置する必要があります。

3.4 コンテナイメージ作成(通常版限定)

4

永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

HMP-PCTOで使用する永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法を選定します。

3.5 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

5

共有ファイルシステムでの作業

共有ファイルシステムで、HMP-PCTOで必要なディレクトリを用意します。

3.6 共有ファイルシステムでの作業

6

Kubernetesマニフェスト作成

HMP-PCTOが提供するKubernetesマニフェストの記述例を基にKubernetesマニフェストを作成します。

3.7 Kubernetesマニフェスト作成

7

Helmチャートのカスタマイズ

HMP-PCTOが提供するHelmチャートのカスタマイズ例を基にHelmチャートをカスタマイズします。

3.8 Helmチャートのカスタマイズ

8

デプロイ

KubernetesマニフェストまたはHelmを使用してKubernetesクラスタにデプロイします。

3.9 HMP-PCTOのコントロールプレーンおよびRASのKubernetesアプリケーションの運用

重要

トライアル版HMP-PCTOを使用して構築した環境は、通常版HMP-PCTOにそのまま移行できません。

トライアル版HMP-PCTOを使用してデプロイまで完了している場合に、通常版HMP-PCTOを使用して環境を構築したいときは、「(23) Kubernetesアプリケーションのアンデプロイ」を実施したあと、「HMP-PCTOのコントロールプレーンおよびRASのKubernetesアプリケーションのデプロイの流れ」の手順を1から実施してください。各手順で通常版、トライアル版で説明が分かれている場合は通常版の手順で実施してください。