Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


2.1.1 オンプレミス環境の場合

オンプレミス環境の場合、HMP-PCTOを用いたユーザ責務のKubernetesアプリケーションは次の流れで開発します。オートスケール機能を使用する場合は、「4. オートスケール機能の運用」も併せて参照してください。

表2‒1 ユーザ責務のKubernetesアプリケーションの開発の流れ

項番

項目

説明

参照先

1

Javaアプリケーションの開発

HMP-PCTOが提供するJavaライブラリを使用してユーザのJavaアプリケーションを開発します。

2.2 Javaアプリケーションの開発

2

コンテナイメージ作成

HMP-PCTOが提供するDockerfileの記述例を基にDockerfileを作成・ビルドします。

HMP-PCTOのオプション製品を使用する場合は、ビルドの前に、コンテナイメージビルド作業ディレクトリにオプション製品のライセンスファイルを配置する必要があります。

2.3 コンテナイメージ作成

3

永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

HMP-PCTOで使用する永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法を選定します。通常版の場合だけ実施します。

2.4 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定(通常版限定)

4

共有ファイルシステムでの作業

共有ファイルシステムで、HMP-PCTOで必要なディレクトリを用意します。通常版の場合だけ実施します。

2.5 共有ファイルシステムでの作業(通常版限定)

5

Kubernetesマニフェスト作成

HMP-PCTOが提供するKubernetesマニフェストの記述例を基にKubernetesマニフェストを作成します。

2.6 Kubernetesマニフェスト作成

6

デプロイ

Kubernetesアプリケーションを、ユーザ任意の方法でKubernetesクラスタにデプロイします。

2.7 ユーザ責務のKubernetesアプリケーションのデプロイとアンデプロイ

重要

トライアル版HMP-PCTOを使用して構築した環境は、通常版HMP-PCTOにそのまま移行できません。

トライアル版HMP-PCTOを使用してデプロイまで完了している場合に、通常版HMP-PCTOを使用して環境を構築したいときは、「(8) ユーザ責務のKubernetesアプリケーションのアンデプロイ」を実施したあと、「ユーザ責務のKubernetesアプリケーションの開発の流れ」の手順を1から実施してください。各手順で通常版、トライアル版で説明が分かれている場合は通常版の手順で実施してください。