Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


1.3.2 TCC-Participantを使用する場合の最小機器構成(TCC-Participant限定)

〈この項の構成〉

(1) オンプレミス環境の場合(通常版)

オンプレミス環境でTCC-Participantを使用する場合の最小機器構成について説明します。

各MediatorのPodは可用性を確保するため、別々のKubernetesワーカーノードに配置し、物理的にも別のマシンとする必要があります。Mediatorの最小個数は分散合意方式によって異なります。

各KubernetesアプリケーションをデプロイするNamespaceの名称および数は任意とします。

補助合意用のEADSクラスタ内のEADSサーバのPodは可用性を確保するため、別々のKubernetesワーカーノードに配置し、物理的にも別のマシンとする必要があります。

MediatorのPodとEADSサーバのPodは、同一のワーカーノードにも配置できます。

なお、各MediatorのPodと、補助合意用のEADSクラスタ内のPod(EADSサーバのPodを除く)は、任意にKubernetesワーカーノードに配置できます(HMP-PCTOでは規定しません)。

(2) Microsoft Azure環境の場合(通常版)

Microsoft Azure環境でTCC-Participantを使用(Azure Monitorを使用してトラブルシュート情報を収集)する場合の最小機器構成について説明します。

(3) トライアル版の場合

トライアル版では、EADSの代わりにMockサーバを使用します。Mockサーバの場合、コンテナは1つで可用性を考慮しないため、別ノードとする必要はありません。

HMP-PCTOではMediatorを別ノードに配置することを推奨していますが、同一ノードにも配置できます。