8.3.10 Elasticsearch
Elasticsearchのパラメタを説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) Helmチャートのパラメタ
Helmチャートの各パラメタの値は設定範囲に従って設定してください。
パラメタの値に、Integer型、Long型で7桁以上の数値を指定すると、Helmの仕様によって、指数表示に変換されます。このため、7桁以上の値を指定する場合は、ダブルクォーテーションで囲んでください。
次の表に記載されていないパラメタは設定を変更しないでください。
パラメタ |
説明 |
型 |
設定範囲 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
ElasticsearchのNamespace名を設定してください。 |
String |
− |
my-namespace |
|
起動するElasticsearch数を設定してください。 |
Integer |
1以上 |
1 必ず設定してください。 |
|
Elasticsearchのコンテナイメージを設定してください。 |
String |
− |
なし 必ず設定してください。 |
|
コンテナイメージをPullする際の資格情報を設定してください。 次のように指定します。 imagePullSecrets: - name: regcred 資格情報が不要な場合は設定不要です。 |
List<Object> |
− |
[] (半角左角括弧と半角右角括弧です) |
|
コンテナイメージをPullする際のポリシー設定をしてください。 |
String |
IfNotPresent|Always|Never |
IfNotPresent |
|
デプロイするElasticsearchのロールを設定してください。 最小機器構成の場合はデフォルト値をそのまま使用してください。 Elasticsearchをクラスタ構成で構築する場合は、マスターノード用values.yamlには「master」、データノード用values.yamlには「data」を設定してください。 |
String |
− |
なし |
|
Liveness Probeの初回実行待機秒数を設定してください。 |
Integer |
0以上※1 |
300 |
|
Liveness Probeの実行間隔秒数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
10 |
|
Liveness Probeの最大失敗回数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
3 |
|
Liveness Probeのタイムアウト秒数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
5 |
|
Liveness Probeの最小連続成功数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
1 |
|
Readiness Probeの初回実行待機秒数を設定してください。 |
Integer |
0以上※1 |
60 |
|
Readiness Probeの実行間隔秒数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
10 |
|
Readiness Probeの最大失敗回数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
3 |
|
Readiness Probeのタイムアウト秒数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
5 |
|
Readiness Probeの最小連続成功数を設定してください。 |
Integer |
1以上※1 |
3 |
|
Podの安全な停止待機秒数を設定してください。 |
Integer |
0-2147483647 |
120 |
|
Podの割り当てノードの制御をします。 |
Object |
− |
podAntiAffinity: requiredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution: - labelSelector: matchExpressions: - key: app.kubernetes.io/name operator: In values: - elasticsearch-master topologyKey: kubernetes.io/hostname クラスタ構成で、データノードとして起動させる場合は、elasticsearch-masterをelasticsearch-dataに変更してください。 |
|
Elasticsearch REST API用ポート番号を設定してください。 動的ポートなど、ほかのポートと重ならないよう設定してください。 |
Integer |
1024-65535 |
なし。 必ず指定してください。 |
|
「3.6.3 Elasticsearchデータディレクトリの永続ボリュームおよびストレージクラスのKubernetesマニフェストの作成」で作成するElasticsearchのPodに割り当てるリポジトリディレクトリの永続ボリュームのストレージクラス名を設定してください。 クラスタ構成で構築する場合、マスターノード用values.yamlの場合はマスターノード用のストレージクラス名、データノード用values.yamlの場合はデータノード用のストレージクラスを設定してください。 |
String |
− |
なし。 必ず指定してください。 |
|
「3.6.3 Elasticsearchデータディレクトリの永続ボリュームおよびストレージクラスのKubernetesマニフェストの作成」で作成するElasticsearchのPodに割り当てるデータディレクトリの永続ボリュームのサイズを設定してください。 |
String |
− |
なし。 必ず指定してください。 |
|
「3.6.4 Elasticsearchリポジトリディレクトリの永続ボリュームおよびストレージクラスのKubernetesマニフェストの作成」で作成するElasticsearchのPodに割り当てるリポジトリディレクトリの永続ボリュームのストレージクラス名を設定してください。 |
String |
− |
なし。 必ず指定してください。 |
|
「3.6.4 Elasticsearchリポジトリディレクトリの永続ボリュームおよびストレージクラスのKubernetesマニフェストの作成」で作成するElasticsearchのPodに割り当てるリポジトリディレクトリの永続ボリュームのサイズを設定してください。 |
String |
− |
なし。 必ず指定してください。 |
|
Elasticsearchコンテナのカーネルパラメタvm.max_map_countの値です。ElasticsearchのPodがダウンする場合、この値を262144より大きくしてください。 |
Integer |
− |
262144 |
|
コンテナが最低限要求するCPUコア数を設定してください。 |
String※2 |
−※1、※2 |
2000m 必ず指定してください。 |
|
コンテナが最低限要求するメモリを設定してください。 |
String※2 |
−※1、※2 |
4Gi 必ず指定してください。 |
|
コンテナで上限のCPUコア数を設定してください。 |
String※2 |
−※1、※2 |
2000m 必ず指定してください。 |
|
コンテナで上限のメモリを設定してください。 |
String※2 |
−※1、※2 |
4Gi 必ず指定してください。 |
|
Elasticsearchと暗号化通信をするかどうかを指定します。
|
Boolean |
true|false |
false |
|
ElasticsearchのTLS通信シークレットの名前を設定してください。 |
String |
− |
なし tls.enabledにtrueを設定した場合は、必ず設定してください。 |
|
tls.enabledパラメタにtrueを設定した場合、Elasticsearchのelasticユーザアカウントに設定するパスワードが設定されたシークレットの名前を設定してください。 シークレットのdata.passwordにパスワードを設定してください。 この設定が行われていない場合、elasticユーザアカウントのパスワードは"changeme"となります。 |
String |
− |
なし。 |