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Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


4.9 キャッシュのリフレッシュ(通常版かつTP1-Bridge限定)

TP1-Converterの起動中にデータ変換定義ファイルを更新した場合は、TP1-Converterのキャッシュのリフレッシュを実行してください。キャッシュのリフレッシュを実行することで、キャッシュ中のデータ変換定義ファイルが更新され、以降のデータ変換には更新後のデータ変換定義ファイルの定義が適用されます。

キャッシュのリフレッシュは、TP1-Converterにhttpリクエストを送信することで実行されます。キャッシュのリフレッシュを実行するためのhttpリクエストのURLを、次に示します。

http://<NIO HTTPサーバのホスト名>:<NIO HTTPサーバのポート番号>/tp1converter/cache/refresh[?servicegroup=<サービスグループ名>]

キャッシュのリフレッシュは、サービスグループ単位のリフレッシュ、またはキャッシュ全体のリフレッシュを選択できます。1つのSPPを更新した場合は、サービスグループ単位でのリフレッシュを推奨します。

次に示す条件の場合のキャッシュのリフレッシュの実行例を示します。

<サービスグループ名svg1のリフレッシュの実行例>

curl -X GET http://hostname:8008/tp1converter/cache/refresh?servicegroup=svg1

<キャッシュ全体のリフレッシュの実行例>

curl -X GET http://hostname:8008/tp1converter/cache/refresh

キャッシュのリフレッシュが成功した場合は、httpステータスコード200が返されます。

キャッシュのリフレッシュが失敗した場合は、httpステータスコード200以外が返されます。httpステータスコードが400番台の場合は、指定したURLに誤りがないか、またはTP1-Converterが停止していないかを確認して、失敗の原因を取り除いてください。httpステータスコードが500番台の場合は、TP1-Converterのキャッシュリフレッシュ処理で障害が発生しています。TP1-Converterが出力するログを参照して、失敗の原因を取り除いてください。

重要
  • データ変換時に参照するキャッシュの不整合を避けるために、更新するSPPを停止した状態で、キャッシュのリフレッシュリクエストを送信してください。キャッシュのリフレッシュが終了したあとに、SPPを再起動してください。

  • キャッシュのリフレッシュ中はキャッシュに対して排他制御をするため、データ変換処理が待たされることがあります。そのため、キャッシュのリフレッシュは、動作しているトランザクションが少ない時間帯に実行することを推奨します。