Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


3.9.1 ログおよびトラブルシュート情報の取得の設定

連携製品のトラブルシュート情報を取得するため、HMP-PCTOの構築時に次の設定をします。

〈この項の構成〉

(1) Tomcatのアクセスログの取得方法

(2) PostgreSQLのログの取得方法(SQL-Participantを使用する場合)

PostgreSQLのKubernetesマニフェスト作成時にFilebeatをサイドカーコンテナとして立ち上げるようにしてください。

PostgreSQLのログ出力を有効にする設定をしてください。

Filebeatコンテナのfilebeat.ymlに次を設定してください。なお、output.logstashフィールドのNamespace名にはLogstashアプリケーションをデプロイするNamespaceを指定します。

注 ログが1回の出力で複数行を出力する場合、Filebeatのマニュアルを参考にMultiline messagesの設定をfilebeat.ymlに対して行い、1つの行として処理される設定にしてください。

filebeat.inputs:
- type: filestream
  id: "postgre"
  paths:
    - '<PostgreSQLログのパス>'
 
output.logstash:
  hosts: ["logstash.my-namespace.svc.cluster.local:5044"]

(3) HiRDBのトラブルシュート情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトラブルシュート情報の取得方法については、マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」、マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」、およびマニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(4) SQL Serverのトラブルシュート情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトラブルシュート情報の出力方法および取得情報については、SQL Serverのドキュメントを参照してください。

(5) EADSのトラブルシュート情報の取得方法

EADSのトラブルシュート情報を取得するための設定、および取得方法については、マニュアル「Elastic Application Data Store ユーザーズガイド」を参照してください。

なお、トライアル版では取得できません。

(6) uCosminexus Service Platformのトレース・ログ情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

これらのトレース・ログ情報を取得するための設定、および取得方法については、マニュアル「Cosminexus BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」を参照してください。

(7) OpenTP1のトレース・ログ情報の取得方法

トラブルシュートをするためには、次の情報が必要です。

このトレース・ログ情報を取得するための設定、および取得方法については、マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

(8) TP1/Client/Jのトラブルシュート情報の取得方法

TP1-Bridgeのトラブルシュート情報は、情報ごとに出力方法が異なります。情報ごとの取得方法を次の表に示します。

表3‒22 TP1/Client/Jのトラブルシュート情報の取得方法

項番

トラブルシュート情報

取得方法

1

デバッグトレース

TP1-Bridgeの標準出力として出力されるため、Filebeatで収集します。

収集されたデータはElasticsearchに送信されるため、Elasticsearchのスナップショット機能で取得します。

2

エラートレース

TP1-BridgeのHelmチャートのvalues.yamlで、トラブルシュート情報の出力を有効化できます。出力を有効化するパラメタについては、「(1) Helmチャートのパラメタ」を参照してください。

出力を有効化したトラブルシュート情報は、uCosminexus Application Runtime with Java for Spring Bootのスナップショットログ機能で取得します。

3

メソッドトレース

4

UAPトレース

5

データトレース