7.3.11 PostgreSQL(SQL-Participant限定)
PostgreSQLを使用する際に必要なパラメタについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) PostgreSQLのパラメタ
このパラメタは、HMP-PCTOのパラメタではなく、PostgreSQLのサーバ側のパラメタとしてHMP-PCTOを意識して設定する必要があるパラメタです。各パラメタのデフォルト値などを含めた詳細については、PostgreSQLのマニュアルを参照してください。
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パラメタ |
説明 |
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max_connections |
PostgreSQLサーバに同時接続する最大数を設定します。sql.pool.max-pool-sizeに指定した数が接続できる値を指定してください。 |
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max_prepared_transactions |
同時にプリペアド状態にできるトランザクションの最大数を設定します。アプリケーションのサービスの同時実行数以上の値とするとともに、障害時にコミット、ロールバックのリトライを行うトランザクションの実行数を考慮した十分な値を指定してください。 |
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idle_in_transaction_session_timeout |
PostgreSQLサーバが開いているトランザクション内でアイドル状態になっている(クライアントのクエリを待っている)セッションを終了する時間をミリ秒で指定します。 PostgreSQLではトランザクションタイムアウト時間をSQL-Participantから設定できないため、このパラメタの設定が必要です。トランザクションブランチの処理時間(業務要件)に応じたタイマ監視時間であるsql.transaction-termination.timeout-in-millisのパラメタより大きい値を指定してください。ただし、長時間トランザクションによる排他が業務に影響を与えるような大きい値は指定しないでください。 |