Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


7.3.10 Logstash

Logstashのパラメタを説明します。

〈この項の構成〉

(1) Helmチャートのパラメタ

Helmチャートの各パラメタの値は設定範囲に従って設定してください。

パラメタの値に、Integer型、Long型で7桁以上の数値を指定すると、Helmの仕様によって、指数表示に変換されます。このため、7桁以上の値を指定する場合は、ダブルクォーテーションで囲んでください。

次の表に記載されていないパラメタは設定を変更しないでください。

表7‒25 LogstashのHelmチャートのパラメタ

パラメタ

説明

設定範囲

デフォルト値

namespace

LogstashのNamespace名を設定してください。

String

my-namespace

replicas

起動するLogstashの数を設定してください。

Integer

1以上

1

必ず設定してください。

requests.cpu

コンテナが最低限要求するCPUコア数を設定してください。

String※3

※1、※3

1000m

必ず設定してください。

requests.memory

コンテナが最低限要求するメモリを設定してください。

String※3

※1、※3

3Gi

必ず設定してください。

limits.cpu

コンテナで上限のCPUコア数を設定してください。

String※3

※1、※3

1000m

必ず設定してください。

limits.memory

コンテナで上限のメモリを設定してください。

String※3

※1、※3

3Gi

必ず設定してください。

image

Logstashのコンテナイメージを設定してください。

String

なし

必ず設定してください。

imagePullSecrets

コンテナイメージをPullする際の資格情報を設定してください。

次のように指定します。

imagePullSecrets:

- name: regcred

資格情報が不要な場合は設定不要です。

List<Object>

[]

(半角左角括弧と半角右角括弧です)

imagePullPolicy

コンテナイメージをPullする際のポリシー設定をしてください。

String

IfNotPresent|Always|Never

IfNotPresent

logstash.pipeline.batchSize

LogstashがInput処理によって収集するイベントの最大数を設定してください。

設定した値は次のパラメタとして有効になります。

  • Logstashのpipeline.batch.size

String※3

※2、※3

125

logstash.queue.event.enabled

Logstashの内部キューで、イベント数によるキューサイズ設定を有効にするかどうかを設定してください。

logstash.queue.event.enabledとlogstash.queue.byte.enabledがfalseに設定された場合、内部キューの最大値に対して無制限が設定され、Logstashは起動します。

Boolean

true | false

true

必ず設定してください。

logstash.queue.event.maxEvents

Logstashの内部キューでの未読イベントの最大数を設定してください。

logstash.queue.event.enabledがtrueに設定された場合、このパラメタの設定値は有効になります。

logstash.queue.byte.maxBytesが有効な場合、この設定も有効になります。

設定した値は次のパラメタとして有効になります。

  • Logstashのqueue.max_events

String※3

※2、※3

0(無制限)

logstash.queue.byte.enabled

Logstashの内部キューで、Byteによるキューサイズ設定を有効にするかどうかを設定してください。

logstash.queue.event.enabledとlogstash.queue.byte.enabledがfalseに設定された場合、内部キューの最大値に対して無制限が設定され、Logstashは起動します。

Boolean

true | false

false

必ず設定してください。

logstash.queue.byte.maxBytes

Logstashの内部キューの最大容量を設定してください。

logstash.queue.byte.enabledがtrueに設定された場合、このパラメタの設定値は有効になります。

logstash.queue.event.maxEventsが有効な場合、この設定は無効となります。

設定した値は次のパラメタとして有効になります。

  • Logstashのqueue.max_bytes

String※3

※2、※3

なし

livenessProbe.initialDelaySeconds

Liveness Probeの初回実行待機秒数を設定してください。

Integer

0以上1

300

livenessProbe.periodSeconds

Liveness Probeの実行間隔秒数を設定してください。

Integer

1以上1

10

livenessProbe.failureThreshold

Liveness Probeの最大失敗回数を設定してください。

Integer

1以上1

3

livenessProbe.timeoutSeconds

Liveness Probeのタイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1以上1

5

livenessProbe.successThreshold

Liveness Probeの最小連続成功数を設定してください。

Integer

1以上※1

1

readinessProbe.initialDelaySeconds

Readiness Probeの初回実行待機秒数を設定してください。

Integer

0以上1

60

readinessProbe.periodSeconds

Readiness Probeの実行間隔秒数を設定してください。

Integer

1以上1

10

readinessProbe.failureThreshold

Readiness Probeの最大失敗回数を設定してください。

Integer

1以上1

3

readinessProbe.timeoutSeconds

Readiness Probeのタイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1以上1

5

readinessProbe.successThreshold

Readiness Probeの最小連続成功数を設定してください。

Integer

1以上※1

3

terminationGracePeriodSeconds

Podの安全な停止待機秒数を設定してください。

Integer

0-2147483647

120

dependencyCheck.enabled

Dependency-Checkerを有効にするかどうかを設定してください。

Boolean

true | false

true

dependencyCheck.image

3.3.4 Dependency-Checkerコンテナイメージの作成(通常版限定)」で作成したDependency-Checkerのコンテナイメージを設定してください。

String

なし

dependencyCheck.enabledにtrueを設定した場合は、必ず設定してください。

dependencyCheck.imagePullPolicy

Dependency-CheckerのコンテナイメージをPullする際のポリシーを設定してください。

String

IfNotPresent|Always|Never

IfNotPresent

dependencyCheck.retryCount

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトのリトライ回数を設定してください。

Integer

0-1080

30

dependencyCheck.retryIntervalSeconds

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトのリトライ間隔秒数を設定してください。

Integer

0-360

10

dependencyCheck.connectTimeoutSeconds

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトの接続タイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1-360

10

dependencyCheck.readTimeoutSeconds

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトの応答タイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1-360

10

tls.enabled

Elasticsearchと暗号化通信を行うかどうかを指定します。

true

暗号化通信を行います。

false

暗号化通信を行いません。

Elasticsearchのtls.enabledをtrueにした場合はtrueを指定してください。

Boolean

true|false

false

tls.secretName

ElasticsearchのTLS通信シークレットの名前を設定してください。

String

なし

tls.enabledにtrueを設定した場合は、必ず設定してください。

elasticUserSecretName

tls.enabledパラメタにtrueを設定した場合、Elasticsearchのelasticユーザアカウントに設定するパスワードが設定されたシークレットの名前を設定してください。

シークレットのdata.passwordにパスワードを設定してください。

この設定が行われていない場合、elasticユーザアカウントのパスワードは"changeme"となります。

String

なし。

(凡例)

−:該当しません。

注※1

コンテナオーケストレーションに設定する値であるため、最大値、最大文字数および許容される文字パターンはコンテナオーケストレーションに依存します。詳細はKubernetesドキュメントを参照してください。

注※2

Logstashへの設定値であるため、最大値、最大文字数および許容される文字パターンは、Logstashに依存します。詳細はLogstashドキュメントを参照してください。

注※3

Helmの仕様によって、7桁以上のInteger、Long型の入力は指数形式(例:「1e+06」)に自動で変換されるため、String型の仕様とします。設定する際は指定値をダブルクォーテーションで囲んでください。