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Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


6.3.5 PctoStatementクラス

説明

静的SQL文を実行し、作成された結果を返すために使用するクラスです。デフォルトでは、Statementオブジェクトごとに、同時に開くことができるResultSetオブジェクトは1つだけです。したがって、1つのResultSetオブジェクトの読み込みが、別の読み込みによって割り込まれると、それぞれが異なったStatementオブジェクトによって生成されたことになります。

メソッド

PctoStatementクラスのメソッドの一覧を次の表に示します。

表6‒12 PctoStatementクラスのメソッドの一覧

メソッド

説明

addBatch(java.lang.String sql)

このStatementオブジェクトの現在のコマンドのリストに、指定されたSQLコマンドを追加します。

close()

自動的にクローズされるときにStatementオブジェクトのデータベースとJDBCリソースが解放されるのを待つのではなく、すぐにそれらを解放します。

closeOnCompletion()

このStatementオブジェクトに依存するすべての結果セットがクローズされたときに、このStatementオブジェクトをクローズします。

execute(java.lang.String sql)

複数の結果を返す可能性があるSQL文を実行します。

execute(java.lang.String sql, int autoGeneratedKeys)

複数の結果を返す可能性があるSQL文を実行し、すべての自動生成キーを検索可能にするかどうかについてJDBC Driverに通知します。

executeBatch()

コマンドのバッチをデータベースに送信して実行し、すべてのコマンドが正常に実行された場合、更新カウントの配列を返します。

executeQuery(java.lang.String sql)

単一のResultSetオブジェクトを返す、指定されたSQL文を実行します。

executeUpdate(java.lang.String sql)

指定されたSQL文を実行します。

getConnection()

このStatementオブジェクトを生成したConnectionオブジェクトを取得します。

getGeneratedKeys()

このStatementオブジェクトを実行した結果として作成された自動生成キーを取得します。

getMoreResults()

Statementオブジェクトの次の結果に移動します。この結果がResultSetオブジェクトの場合はtrueを返し、getResultSetメソッドで得られた現在のResultSetオブジェクトをすべて暗黙にクローズします。

getQueryTimeout()

JDBC DriverがStatementオブジェクトの実行を待つ秒数を取得します。

getResultSet()

ResultSetオブジェクトとして現在の結果を取得します。

getUpdateCount()

更新カウントとして現在の結果を取得します。結果がResultSetオブジェクトの場合、または結果がない場合は-1を返します。

getWarnings()

このStatementオブジェクトに関する呼び出しによって報告される最初の警告を取得します。

setEscapeProcessing(boolean enable)

エスケープの処理をオンまたはオフに設定します。

setFetchSize(int rows)

このStatementオブジェクトで作成されたResultSetオブジェクトでより多くの行が必要なときに、データベースから取り出す必要がある行数についてのヒントをParticipantのJDBC Driverに提供します。

setQueryTimeout(int seconds)

JDBC DriverがStatementオブジェクトの実行を待つ秒数を設定します。

パッケージ名称
jp.co.Hitachi.soft.hmppcto.jdbc.client
〈この項の構成〉

(1) addBatch(java.lang.String sql)

説明

このStatementオブジェクトの現在のコマンドのリストに、指定されたSQLコマンドを追加します。このリストのコマンドは、executeBatchメソッドを呼び出せばバッチとして実行できます。

このメソッドは、PreparedStatementまたはCallableStatementで呼び出すことはできません。

形式
public void addBatch(java.lang.String sql) throws java.sql.SQLException
引数
java.lang.String sql:

通常は、SQL INSERT文またはUPDATE文を指定します。

戻り値

なし。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • JDBC Driverがバッチ更新をサポートしない場合

  • メソッドがPreparedStatementまたはCallableStatementで呼び出された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(2) close()

説明

自動的にクローズされるときにStatementオブジェクトのデータベースとJDBCリソースが解放されるのを待つのではなく、すぐにそれらを解放します。

形式
public void close()
引数

なし。

戻り値

なし。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

データベースアクセスエラーが発生した場合に例外を送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(3) closeOnCompletion()

説明

このStatementオブジェクトに依存するすべての結果セットがクローズされたときに、このStatementオブジェクトをクローズします。Statementオブジェクトの実行によって結果セットが生成されない場合、このメソッドは無効になります。

形式
public void closeOnCompletion() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

なし。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

メソッドがクローズされたあとに接続された場合に例外を送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(4) execute(java.lang.String sql)

説明

複数の結果を返す可能性があるSQL文を実行します。幾つかの(一般的でない)状況では、単一のSQL文が複数の結果セットまたは更新カウントを返すことがあります。複数の結果を返すことが分かっているストアド・プロシージャを実行中、または未知のSQL文字列を動的に実行中ではないかぎり、通常はこれを無視できます。

executeメソッドは、SQL文を実行し最初の結果の形式を示します。次に、getResultSetメソッドまたはgetUpdateCountメソッドを使用して結果を取得します。そして、getMoreResultsメソッドによって引き続き任意の結果の取得(複数可)に移動します。

このメソッドは、PreparedStatementまたはCallableStatementで呼び出すことはできません。

形式
public boolean execute(java.lang.String sql) throws java.sql.SQLException
引数
java.lang.String sql:

任意のSQL文を指定します。

戻り値

最初の結果がResultSetオブジェクトの場合はtrueを返します。更新カウントの場合、または結果がない場合はfalseを返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • メソッドがPreparedStatementまたはCallableStatementで呼び出された場合

java.sql.SQLTimeoutException:

ParticipantのJDBC Driverが、現在実行中のStatementの取り消しを試みたときに送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(5) execute(java.lang.String sql, int autoGeneratedKeys)

説明

複数の結果を返す可能性があるSQL文を実行し、すべての自動生成キーを検索可能にするかどうかについてJDBC Driverに通知します。SQL文がINSERT文以外の場合、または自動生成キーを返すことができるSQL文以外の場合(そのような文のリストはベンダ固有)、JDBC Driverはこの信号を無視します。

幾つかの(一般的でない)状況では、単一のSQL文が複数の結果セットまたは更新カウントを返すことがあります。複数の結果を返すことが分かっているストアド・プロシージャを実行中、または未知のSQL文字列を動的に実行中でないかぎり、通常はこれを無視できます。

executeメソッドは、SQL文を実行して最初の結果の形式を示します。次に、getResultSetメソッドまたはgetUpdateCountメソッドを使用して結果を取得します。そして、getMoreResultsメソッドによって引き続き任意の結果の取得(複数可)に移動します。

このメソッドは、PreparedStatementまたはCallableStatementで呼び出すことはできません。

形式
public boolean execute(java.lang.String sql, int autoGeneratedKeys) throws java.sql.SQLException
引数
java.lang.String sql:

任意のSQL文を指定します。

int autoGeneratedKeys:

getGeneratedKeysメソッドを使用して、自動生成キーを検索可能にするかどうかを示す定数(Statement.RETURN_GENERATED_KEYSまたはStatement.NO_GENERATED_KEYS)を指定します。

戻り値

最初の結果がResultSetオブジェクトの場合はtrueを返します。更新カウントであるか、または結果がない場合はfalseを返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • メソッドに指定された2番目のパラメタがStatement.RETURN_GENERATED_KEYSまたはStatement.NO_GENERATED_KEYS以外の場合

  • メソッドがPreparedStatementまたはCallableStatementで呼び出された場合

java.sql.SQLFeatureNotSupportedException:

ParticipantのJDBC Driverが定数Statement.RETURN_GENERATED_KEYSを指定したこのメソッドをサポートしない場合に送出します。

java.sql.SQLTimeoutException:

ParticipantのJDBC Driverが、現在実行中のStatementの取り消しを試みたときに送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(6) executeBatch()

説明

コマンドのバッチをデータベースに送信して実行し、すべてのコマンドが正常に実行された場合、更新カウントの配列を返します。返される配列のint要素は、バッチ内のコマンドに対応して順序づけられます(バッチに追加された順序に従って順序づけられます)。executeBatchメソッドによって返される配列内の要素は、次のうちのどれか1つになります

  • ゼロ以上の数値

    コマンドが正常に処理されたことを示し、コマンドの実行によって影響を受けたデータベース内の行数を指定する更新カウントです。

  • SUCCESS_NO_INFOの値

    コマンドは正常に処理されたが、影響を受けた行数が不明なことを示します。

    バッチ更新内のコマンドの1つが正常に実行できなかった場合、このメソッドはBatchUpdateExceptionをスローし、ParticipantのJDBC Driverはバッチ内の残りのコマンドの処理を継続することも、中止することもできます。ただし、JDBC Driverの動作は、特定のDBMSと一貫性を保つ必要があり、常にコマンドの処理を継続するか、または継続しないかのどちらかになります。JDBC Driverが処理を継続する場合は、BatchUpdateException.getUpdateCountsメソッドで返される配列には、バッチ内のコマンドと同じ数の要素が格納され、それらの要素の1つ以上が次に該当します。

  • EXECUTE_FAILEDの値

    正常に実行できなかったコマンドが正常に実行されたことを示します。コマンドが失敗したあとに、JDBC Driverがコマンドの処理を継続した場合にかぎり発生します。

形式
public int[] executeBatch() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

バッチ内のコマンドごとに1つの要素が格納されている更新カウントの配列を返します。配列の要素は、コマンドがバッチに追加された順序で並べられます。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • JDBC Driverがバッチ文をサポートしない場合

java.sql.BatchUpdateException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースに送信されたコマンドの1つが正常に実行されなかった場合

  • 結果セットを返そうとした場合

java.sql.SQLTimeoutException:

ParticipantのJDBC Driverが、現在実行中のStatementの取り消しを試みたときに送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(7) executeQuery(java.lang.String sql)

説明

単一のResultSetオブジェクトを返す、指定されたSQL文を実行します。このメソッドをPreparedStatementで呼び出すことはできません。

形式
public ResultSet executeQuery(java.lang.String sql) throws SQLException
引数
java.lang.String sql:

データベースに送られるSQL文です。

戻り値

指定されたクエリによって作成されたデータを含むResultSetオブジェクトです。nullにはなりません。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • 指定されたSQL文が、単一のResultSetオブジェクトだけ生成する場合

  • メソッドがPreparedStatementで呼び出された場合

java.sql.SQLTimeoutException:

ParticipantのJDBC Driverが、現在実行中のStatementの取り消しを試みたときに送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(8) executeUpdate(java.lang.String sql)

説明

指定されたSQL文を実行します。SQL文は、INSERT文、UPDATE文、DELETE文、またはSQL DDL文のような何も返さないSQL文の場合があります。このメソッドをPreparedStatementで呼び出すことはできません。

形式
public int executeUpdate(java.lang.String sql) throws SQLException
引数
java.lang.String sql:

SQL INSERT文、UPDATE文、またはDELETE文のようなSQLデータ操作言語(DML)文、あるいはDDL文のような何も返さないSQL文を指定します。

戻り値

SQLデータ操作言語(DML)文の場合は行数を、何も返さないSQL文の場合は0を返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • 指定されたSQL文が、単一のResultSetオブジェクトだけ生成する場合

  • メソッドがPreparedStatementで呼び出された場合

java.sql.SQLTimeoutException:

ParticipantのJDBC Driverが、現在実行中のStatementの取り消しを試みたときに送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(9) getConnection()

説明

このStatementオブジェクトを生成したConnectionオブジェクトを取得します。

形式
public java.sql.Connection getConnection() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

この文を生成した接続を返します。

例外

なし。

(10) getGeneratedKeys()

説明

このStatementオブジェクトを実行した結果として作成された自動生成キーを取得します。このStatementオブジェクトがキーを生成しなかった場合は、空のResultSetオブジェクトが返されます。

形式
public java.sql.ResultSet getGeneratedKeys() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

このStatementオブジェクトの実行で生成された自動生成キーを含むResultSetオブジェクトを返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

java.sql.SQLFeatureNotSupportedException:

ParticipantのJDBC Driverがこのメソッドをサポートしない場合に送出します。

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(11) getMoreResults()

説明

Statementオブジェクトの次の結果に移動します。この結果がResultSetオブジェクトの場合はtrueを返し、getResultSetメソッドで得られた現在のResultSetオブジェクトをすべて暗黙にクローズします。

形式
public boolean getMoreResults() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

次の結果がResultSetオブジェクトの場合はtrueを返します。更新カウントの場合、または結果がない場合はfalseを返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(12) getQueryTimeout()

説明

JDBC DriverがStatementオブジェクトの実行を待つ秒数を取得します。この制限を超えると、SQLExceptionがスローされます。

形式
public int getQueryTimeout() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

現在のクエリ・タイムアウトの制限値の秒数を返します。0は無制限を意味します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(13) getResultSet()

説明

ResultSetオブジェクトとして現在の結果を取得します。このメソッドは、1つの結果に対して1回だけ呼び出す必要があります。

形式
public java.sql.ResultSet getResultSet() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

ResultSetオブジェクトとしての現在の結果を返します。結果が更新カウントの場合、または結果がない場合はnullを返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(14) getUpdateCount()

説明

更新カウントとして現在の結果を取得します。結果がResultSetオブジェクトの場合、または結果がない場合は-1を返します。このメソッドは、1つの結果に対して1回だけ呼び出す必要があります。

形式
public int getUpdateCount() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

更新カウントとして現在の結果を返します。現在の結果がResultSetオブジェクトの場合、または結果がない場合は-1を返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(15) getWarnings()

説明

このStatementオブジェクトに関する呼び出しによって報告される最初の警告を取得します。後続のStatementオブジェクトの警告は、このSQLWarningオブジェクトにチェーンされます。

警告チェーンは、SQL文が(再)実行されるたびに自動的にクリアされます。このメソッドは、クローズされたStatementオブジェクトの呼び出しには使用しません。使用された場合、SQLExceptionがスローされます。

ResultSetオブジェクトが処理中の場合、ResultSetオブジェクトの読み込みに関連する警告はそのオブジェクトを生成したStatementオブジェクトではなく、すべてResultSetオブジェクトにチェーンされます。

形式
public java.sql.SQLWarning getWarnings() throws java.sql.SQLException
引数

なし。

戻り値

最初のSQLWarningオブジェクトを返します。警告がない場合はnullを返します。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(16) setEscapeProcessing(boolean enable)

説明

エスケープの処理をオンまたはオフに設定します。エスケープ・スキャニングがオンの場合(デフォルト)、JDBC DriverはSQL文をデータベースに送る前にエスケープ置き換えを実行します。

ConnectionおよびDataSourceのプロパティのescapeProcessingを使用して、デフォルトのエスケープ処理の動作を変更できます。true(デフォルト)を指定した場合、すべてのStatementオブジェクトのエスケープ処理が有効になります。falseを指定した場合、すべてのStatementオブジェクトのエスケープ処理が無効になります。setEscapeProcessingメソッドを使用して、個々のStatementオブジェクトに対するエスケープ処理の動作を指定できます。

用意された文は、通常は呼び出す前に構文解析されているため、PreparedStatementsオブジェクトに対するエスケープ処理を無効にしても効果はありません。

形式
public void setEscapeProcessing(boolean enable) throws java.sql.SQLException
引数
boolean enable:

エスケープ処理を有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

戻り値

なし。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(17) setFetchSize(int rows)

説明

このStatementオブジェクトで作成されたResultSetオブジェクトでより多くの行が必要なときに、データベースから取り出す必要がある行数についてのヒントをParticipantのJDBC Driverに提供します。指定された値が0の場合、ヒントは無視されます。デフォルト値は0です。

形式
public void setFetchSize(int rows) throws java.sql.SQLException
引数
int rows:

フェッチする行数を指定します。

戻り値

なし。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • rows≧0の条件が満たされていない場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。

(18) setQueryTimeout(int seconds)

説明

JDBC DriverがStatementオブジェクトの実行を待つ秒数を設定します。デフォルトでは、実行中のSQL文が完了するまでの時間に制限はありません。制限時間を経過した場合、SQLTimeoutExceptionがスローされます。

形式
public void setQueryTimeout(int seconds) throws java.sql.SQLException
引数
int seconds:

新しいクエリ・タイムアウトの制限時間の秒数を指定します。0は無制限を意味します

戻り値

なし。

例外

PctoCommunicationFailureException例外とPctoInternalContradictionException例外以外は、ParticipantでJDBC Driverが送出した例外を送出します。

java.sql.SQLException:

次の場合に例外を送出します。

  • データベースアクセスエラーが発生した場合

  • メソッドがクローズされたあとに接続された場合

  • seconds≧0の条件が満たされていない場合

PctoCommunicationFailureException:

Entity-ServiceとParticipant間の通信に失敗した場合に送出します。

PctoInternalContradictionException:

Participantの内部で障害が発生した場合に送出します。

PctoTransactionStartException:

トランザクションの範囲外で実行されたためトランザクションブランチの開始に失敗した場合に送出します。