Global Link Managerがインストールされている管理サーバのホスト名を変更する方法を説明します。
- 注意事項
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- ホスト名は32バイト以内である必要があります。また,使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 -
ただし,ホスト名の先頭と末尾にはハイフン(-)は使用できません。
同じマシンにほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合,Hitachi Command Suite共通コンポーネントを起動または停止すると,ほかのHitachi Command Suite製品のサービスも一緒に起動または停止されます。
管理サーバのホスト名を変更する手順を次に示します。
- ホスト名を変更する前に,変更前のホスト名を記録しておきます。
hostnameコマンドを実行して,ホスト名を確認してください(ipconfig /ALLコマンドでもホスト名を表示できます)。設定ファイルに指定するホスト名は,大文字と小文字を区別する必要があります。
- 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネントを停止します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmds64srv /stop
- 管理クライアントと管理サーバとの通信にSSLを使用している場合は,再度SSLの設定をします。
変更後のホスト名を使用して,再度SSLの設定を行ってください。SSLの設定については,「5.1 サーバとクライアント間のセキュリティ設定」を参照してください。
- user_httpsd.confファイルを編集します。
ServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。
user_httpsd.confファイルの格納先を次に示します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\uCPSB11\httpsd\conf\user_httpsd.conf
管理クライアントと管理サーバとの通信にSSLを使用している場合は,さらに次の設定も変更します。
- <VirtualHost>タグにホスト名が指定されている場合は,「*」に変更します。
- <VirtualHost>タグ内のServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。
- 注意事項
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- httpsd.confファイルおよびhsso_httpsd.confファイルは編集しないでください。
- クラスタ構成の場合,cluster.confファイルを編集します。
仮想ホスト名,実行系ノードのホスト名,待機系ノードのホスト名のうち,該当するホスト名を変更後のホスト名に変更します。
cluster.confファイルの格納先を次に示します。
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\conf\cluster.conf
- 管理サーバのホスト名を変更し,マシンを再起動します。
Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを変更する前に,管理サーバのホスト名を変更していた場合,マシンの再起動だけを実行してください。
- 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネントのサービスが起動していることを確認します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmds64srv /status
- Global Link ManagerにログインするためのURLにホスト名を使用している場合は,設定を変更します。
URLの変更方法については,「3.8.1 Global Link ManagerにログインするためのURLの変更」を参照してください。
なお,管理サーバのホスト名を変更した場合には,各Hitachi Command Suite製品の設定も見直す必要があります。変更が必要な設定については「3.6.3 Global Link ManagerサーバのIPアドレスまたはホスト名の変更後に必要な設定」を参照してください。
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