Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

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3.6.2 Global Link Managerサーバのホスト名の変更

Global Link Managerがインストールされている管理サーバのホスト名を変更する方法を説明します。

注意事項
  • ホスト名は32バイト以内である必要があります。また,使用できる文字は次のとおりです。
    A~Z a~z 0~9 -
    ただし,ホスト名の先頭と末尾にはハイフン(-)は使用できません。

同じマシンにほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合,Hitachi Command Suite共通コンポーネントを起動または停止すると,ほかのHitachi Command Suite製品のサービスも一緒に起動または停止されます。

管理サーバのホスト名を変更する手順を次に示します。

  1. ホスト名を変更する前に,変更前のホスト名を記録しておきます。
    hostnameコマンドを実行して,ホスト名を確認してください(ipconfig /ALLコマンドでもホスト名を表示できます)。設定ファイルに指定するホスト名は,大文字と小文字を区別する必要があります。
  2. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネントを停止します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmds64srv /stop
    
  3. 管理クライアントと管理サーバとの通信にSSLを使用している場合は,再度SSLの設定をします。
    変更後のホスト名を使用して,再度SSLの設定を行ってください。SSLの設定については,「5.1 サーバとクライアント間のセキュリティ設定」を参照してください。
  4. user_httpsd.confファイルを編集します。
    ServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。
    user_httpsd.confファイルの格納先を次に示します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\uCPSB11\httpsd\conf\user_httpsd.conf
    管理クライアントと管理サーバとの通信にSSLを使用している場合は,さらに次の設定も変更します。
    • <VirtualHost>タグにホスト名が指定されている場合は,「*」に変更します。
    • <VirtualHost>タグ内のServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。

    注意事項
    • httpsd.confファイルおよびhsso_httpsd.confファイルは編集しないでください。
  5. クラスタ構成の場合,cluster.confファイルを編集します。
    仮想ホスト名,実行系ノードのホスト名,待機系ノードのホスト名のうち,該当するホスト名を変更後のホスト名に変更します。
    cluster.confファイルの格納先を次に示します。
    • Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\conf\cluster.conf
  6. 管理サーバのホスト名を変更し,マシンを再起動します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを変更する前に,管理サーバのホスト名を変更していた場合,マシンの再起動だけを実行してください。
  7. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネントのサービスが起動していることを確認します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmds64srv /status
    
  8. Global Link ManagerにログインするためのURLにホスト名を使用している場合は,設定を変更します。
    URLの変更方法については,「3.8.1 Global Link ManagerにログインするためのURLの変更」を参照してください。

なお,管理サーバのホスト名を変更した場合には,各Hitachi Command Suite製品の設定も見直す必要があります。変更が必要な設定については「3.6.3 Global Link ManagerサーバのIPアドレスまたはホスト名の変更後に必要な設定」を参照してください。