Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

4.6.1 クラスタセットアップユーティリティ

クラスタセットアップユーティリティでは，クラスタ管理アプリケーションへの操作ができます。

クラスタ管理アプリケーションからリソースを削除してしまった場合や，インストール中のサービス登録を失敗した場合に，クラスタ管理アプリケーションへのリソース登録・削除・オンライン・オフラインが自動で行えます。

この項の構成

(1) クラスタ管理アプリケーションへのサービスの登録

(2) クラスタ管理アプリケーションからサービスを削除

(3) クラスタ管理アプリケーションでのサービスオンライン

(4) クラスタ管理アプリケーションでのサービスオフライン

(1) クラスタ管理アプリケーションへのサービスの登録

クラスタ管理アプリケーションのリソースグループにHitachi Command Suite製品のサービスを登録するには，次のコマンドを実行します。

＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ＞\Base64\ClusterSetup\hcmds64clustersrvupdate /sreg /r ＜リソースグループ名＞ /sd ＜ドライブレター名＞ /ap ＜クライアントアクセスポイントとして設定したリソース名＞
 

• /sreg
  指定したリソースグループに，Hitachi Command Suite製品のサービスを登録します。
  
• /r
  リソースグループ名を指定します。リソースグループ名に次の文字が含まれる場合は，リソースグループ名を引用符（"）で囲んでください。
  , ; = スペース
  また，次に示す文字は使用できません。
  ! " & ) * ^ | < >
  
• /sd
  リソースグループに登録している共有ディスクのドライブ名を指定します。
  このオプションには複数のドライブ名を指定できません。Hitachi Command Suite製品のデータを複数の共有ディスクに分割している場合，共有ディスクごとにhcmds64clustersrvupdateコマンドを実行してください。
  
• /ap
  クライアントアクセスポイントとして設定したリソース名を指定します。
  

(2) クラスタ管理アプリケーションからサービスを削除

クラスタ管理アプリケーションのリソースグループからHitachi Command Suite製品のサービスを削除するには，次のコマンドを実行します。

＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ＞\Base64\ClusterSetup\hcmds64clustersrvupdate /sdel /r ＜リソースグループ名＞

• /sdel
  指定したリソースグループから，Hitachi Command Suite製品のサービスを削除します。バージョンv7.x.xおよびv8.x.xのサービスが削除されます。
  
• /r
  リソースグループ名を指定します。リソースグループ名に次の文字が含まれる場合は，リソースグループ名を引用符（"）で囲んでください。
  , ; = スペース
  また，次に示す文字は使用できません。
  ! " & ) * ^ | < >
  

注意事項

• Hitachi File Services Managerがインストールされている環境では，Hitachi File Services Managerに使用されるサービスは削除されません。
• リソースグループに登録されたサービスに任意の名称を設定している場合，削除前の名称は保持できません。次回サービス登録時に設定し直してください。

(3) クラスタ管理アプリケーションでのサービスオンライン

クラスタ管理アプリケーションに登録したHitachi Command Suite製品のサービスをオンラインにし，フェールオーバーを有効にするには，次のコマンドを実行します。

＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ＞\Base64\ClusterSetup\hcmds64clustersrvstate /son /r ＜リソースグループ名＞

• /son
  クラスタ管理アプリケーションに設定したリソースグループをオンラインにし，フェールオーバーを有効にします。
  
• /r
  リソースグループ名を指定します。リソースグループ名に次の文字が含まれる場合は，リソースグループ名を引用符（"）で囲んでください。
  , ; = スペース
  また，次に示す文字は使用できません。
  ! " & ) * ^ | < >
  

(4) クラスタ管理アプリケーションでのサービスオフライン

クラスタ管理アプリケーションに登録したHitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにし，フェールオーバーを抑止するには，次のコマンドを実行します。

＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ＞\Base64\ClusterSetup\hcmds64clustersrvstate /soff /r ＜リソースグループ名＞

• /soff
  クラスタ管理アプリケーションに設定したHitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにし，フェールオーバーを抑止します。
  
• /r
  リソースグループ名を指定します。リソースグループ名に次の文字が含まれる場合は，リソースグループ名を引用符（"）で囲んでください。
  , ; = スペース
  また，次に示す文字は使用できません。
  ! " & ) * ^ | < >
  

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