Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド
Global Link Managerの監査ログを採取するには,環境設定ファイル(auditlog.conf)を編集する必要があります。環境設定ファイルのLog.Event.Categoryで採取する監査事象の種別を設定することで,監査ログを取得できるようになります。監査ログはWindowsのイベントログに出力されます。イベントログの出力形式については,「7.4.1 イベントログの出力形式」を参照してください。
- 注意事項
- 監査ログを採取すると,イベントが大量に出力されます。イベントログのログサイズの変更,採取したログファイルの退避,保管などを実施してください。
auditlog.confファイルは次の場所にあります。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\conf\secauditlog.confファイルに設定する項目を次の表に示します。
項目 説明 Log.Facility 使用しません。設定しても無視されます。 Log.Event.Category 採取する監査事象の種別を指定します。複数指定する場合は,「,(コンマ)」で区切ります。「,」と種別の間にスペースは入れないでください。デフォルトでは,種別が指定されていません。指定されていない場合,監査ログは出力されません。指定できる種別については,「3.13.1 Global Link Managerで監査ログに出力する種別と監査事象」を参照してください。 Log.Level 採取する監査事象の重要度(Severity)を指定します。指定した値以下の重要度の項目が出力されます。Global Link Managerで出力する監査事象および監査事象の重要度(Severity)については,「3.13.1 Global Link Managerで監査ログに出力する種別と監査事象」を参照してください。監査事象の重要度とイベントログの種類との対応については,「表3-20 監査事象の重要度とイベントログの種類との対応」を参照してください。
イベントログの種類に対応する監査事象の重要度を次に示します。例えば,エラーおよび警告を出力する場合,4を指定します。指定できる値:0~7(重要度(Severity))
- エラー:3
- 警告:4
- 情報:6
デフォルト値:6次に監査事象の重要度とイベントログの種類との対応を示します。
監査事象の重要度 イベントログの種類 0 エラー 1 2 3 4 警告 5 情報 6 7 次にauditlog.confファイルの例を示します。
# Specify an integer for Facility. (specifiable range: 1-23) Log.Facility 1 # Specify the event category. # You can specify any of the following: # StartStop, Failure, LinkStatus, ExternalService, # Authentication, AccessControl, ContentAccess, # ConfigurationAccess, Maintenance, or AnomalyEvent. Log.Event.Category Authentication,ConfigurationAccess # Specify an integer for Severity. (specifiable range: 0-7) Log.Level 6この例の場合,AuthenticationまたはConfigurationAccessの監査事象のうち,エラー,警告および情報の監査ログが出力されます。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2021, Hitachi, Ltd.