Hitachi Global Link Manager ユーザーズガイド

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1.3 Global Link Managerのコンポーネント

Global Link Managerのシステムは,次に示すコンポーネントで構成されています。

Global Link Managerサーバ
  • Global Link Manager
  • Hitachi Command Suite共通コンポーネント
  • HiRDB

Global Link Managerクライアント
  • Webブラウザー

リモート管理クライアント(ホストのOSがVMwareの場合)
  • HDLM
  • 共通エージェントコンポーネント

ホスト
  • HDLM
  • 共通エージェントコンポーネント(ホストのOSがVMware以外の場合)

SNMP転送先サーバ
  • SNMP管理アプリケーション

コンポーネント構成を次の図に示します。

図1-2 コンポーネント構成

[図]

Global Link Manager
Global Link Managerは,ホストから情報を収集したり,ホストに対する設定を実施したりします。

Hitachi Command Suite共通コンポーネント
Hitachi Command Suite共通コンポーネントは,Hitachi Command Suite製品のサーバ,GUIの基盤機能を提供します。Hitachi Command Suite共通コンポーネントはGlobal Link Manager,Device Manager,Tuning ManagerなどのHitachi Command Suiteのサーバ製品の一部としてインストールされ,常に最新のバージョンに上書きされます。

HiRDB
HiRDBは,Global Link Managerの情報を管理するリレーショナルデータベースです。

Webブラウザー
ユーザーは,Webブラウザーを介してGlobal Link Manager GUIを使用します。

HDLM
HDLMは,ストレージシステムとホストを結ぶパスを管理します。HDLMを使用することで,パスに掛かる負荷を分散したり,障害発生時にパスを切り替えたりできます。

共通エージェントコンポーネント
共通エージェントコンポーネントは,Global Link Managerサーバとの情報通信のために必要な,HDLMに含まれるコンポーネントです。
ホストのOSがVMwareの場合は,リモート管理クライアントにインストールされ,ホストのOSがVMware以外の場合は,HDLMが使用されているホストにインストールされます。

SNMP管理アプリケーション
Global Link ManagerサーバからSNMP Trapによって転送されたアラート情報を管理するためのアプリケーションです。Global Link Managerサーバからのアラート情報の転送は任意です。

サポートするOSや前提プログラムなど,Global Link Managerのシステム要件については,マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。