Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)
Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合,ホストおよびリモート管理クライアントに対して,次に示す設定を実施する必要があります。
リモート管理クライアントからホストを操作するために使用するユーザアカウントをホストに作成します。
ユーザアカウント名は,次のどちらかを使用してください。ユーザアカウント名を「GLMUser」にすると,dlmrmcenvユティリティを実行するときにユーザアカウント名の指定を省略できます。
作成したユーザアカウントのRoleには,「システム管理者」を設定してください。
複数のホストを管理対象にする場合は,すべてのホストに対して同じユーザアカウントを作成してください。
ユーザアカウントの作成方法については,VMware vSphereのマニュアルを参照してください。
ホストのIPアドレス※および「(1) ユーザアカウントの作成」でホストに作成したユーザアカウントをCredential Storeファイルに追加します。
Credential Storeファイルは,VMware PowerCLIで管理している,ホストの情報(ホスト名,ユーザ名,パスワード)を保存したファイルです。
次の手順で作成します。
HDLMのインストール先フォルダ\config\sample_add_dlmcredstore.ps1
$Address="IPアドレス" $User="ESXiホストのユーザ名" $Password="ESXiホストのパスワード" $InstallFolder="HDLMのインストール先フォルダ"
dlmcreatecredstore -f "コピーしたファイル"dlmcreatecredstoreユティリティについては,「7.3 dlmcreatecredstore HDLM Credential Store作成ユティリティ」を参照してください。
HDLMのインストール先フォルダ\config\vicredentials.xml
dlmrmcenvユティリティは,「(1) ユーザアカウントの作成」でホストに作成したユーザアカウントを,リモート管理クライアントに登録するためのユティリティです。
dlmrmcenvユティリティについては,「7.5 dlmrmcenv HDLMリモート管理クライアント環境設定ユティリティ」を参照してください。
ユティリティを実行する手順について,次に説明します。
dlmrmcenv [--username "ユーザアカウント名"]「(1) ユーザアカウントの作成」で作成したユーザアカウント名が「GLMUser」の場合,--usernameパラメタは省略できます。
インストール時にWindowsセキュリティの重要な警告ダイアログが表示され,キャンセルを選択した場合,Global Link Managerと連携するにはWindowsファイアウォールの詳細設定で「Java(TM) Platform SE Binary」の操作をブロックから許可に変更する必要があります。
リモート管理クライアントのWindowsファイアウォールが有効の場合,共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートをWindowsファイアウォールに例外登録する必要があります。
共通エージェントコンポーネントで使用するポートについては,マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。
例外登録の手順について,次に説明します。
The command ended successfully.
firewall_setupは,共通エージェントコンポーネントで使用するポートを,リモート管理クライアント上で動作するWindowsファイアウォールの例外として登録するためのコマンドです。
firewall_setupコマンドのデフォルトの格納場所は,Device Managerエージェントのインストールの有無によって,次のとおりとなります。
プログラムのインストール先ドライブ:\Program Files※\Hitachi\HDVM\HBaseAgent\bin\firewall_setup.bat
プログラムのインストール先ドライブ:\Program Files\HDVM\HBaseAgent\bin\firewall_setup.bat
firewall_setupコマンドの構文を次の表に示します。
項目 | 説明 |
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構文 | firewall_setup {-set|-unset} |
機能 | 共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートを,Windowsファイアウォールの例外として登録します。
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オプション |
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