Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Solaris用)
ここでは,viewオペレーションのパラメタを次の順に説明します。
パラメタおよび表示される情報 | 表示項目 | 説明 |
---|---|---|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
HDLM Version | HDLMのバージョン番号です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Service Pack Version | HDLMのSPバージョン番号です。SPがインストールされていない場合は,空白です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Load Balance | ロードバランス機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Support Cluster | 空白※ |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Elog Level | 障害ログ採取レベルです。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Elog File Size(KB) | 障害ログファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Number Of Elog Files | 障害ログファイル数です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Trace Level | トレースの出力レベルです。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Trace File Size(KB) | トレースファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Number Of Trace Files | トレースファイル数です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Path Health Checking | パスヘルスチェック機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Auto Failback | 自動フェイルバック機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Intermittent Error Monitor | 間欠障害監視の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 |
Dynamic I/O Path Control | ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定状態です。
|
-msrv HDLMマネージャの情報 |
HDLM Manager | HDLMマネージャの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMマネージャのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMマネージャの起動時刻です。 | |
-adrv HDLMアラートドライバの情報 |
HDLM Alert Driver | HDLMアラートドライバの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMアラートドライバのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMアラートドライバの起動時刻です。 | |
ElogMem Size | HDLMアラートドライバの障害ログメモリのサイズです。単位は「キロバイト」です。 | |
-pdrv HDLMドライバの情報 |
HDLM Driver | HDLMドライバの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMドライバのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMドライバの起動時刻です。 | |
-lic HDLMのライセンス情報 |
License Type | ライセンスの種別です。
|
Expiration | ライセンスの期限です。
|
|
-audlog 監査ログ採取の設定情報 |
Audit Log | 監査ログ採取の設定状態です。
|
-audlog 監査ログ採取の設定情報 |
Audit Log Category | 監査ログの出力対象となっている種別を表示します。種別を表す文字列が「,」で区切って表示されます。 ss:StartStop a:Authentication ca:ConfigurationAccess 上記のすべての種別が設定されている場合は「all」が表示されます。 監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。 |
-audlog 監査ログ採取の設定情報 |
Audit Log Facility | 監査ログのFacility名が表示されます。「user」,「local0」,「local1」,「local2」,「local3」,「local4」,「local5」,「local6」,または「local7」が表示されます。 監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。 |
-lbpathusetimes ロードバランスの同一パス使用回数 |
Times Same Path Was Used | ロードバランスのアルゴリズムに,ラウンドロビン(rr),最少I/O数(lio),または最少ブロック数(lbk)を適用する場合,I/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
-expathusetimes 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(シーケンシャルI/O) |
Times Same ExPath Was Used | ロードバランスのアルゴリズムに,拡張ラウンドロビン(exrr),拡張最少I/O数(exlio),または拡張最少ブロック数(exlbk)を適用する場合,シーケンシャルI/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
-exrndpathusetimes 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(ランダムI/O) |
Times Same ExPath Was Used(R) | ロードバランスのアルゴリズムに,拡張ラウンドロビン(exrr),拡張最少I/O数(exlio),または拡張最少ブロック数(exlbk)を適用する場合,ランダムI/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
-pstv 物理ストレージシステム情報の表示機能の設定情報 |
Physical Storage View | 物理ストレージシステム情報の表示機能の設定状態です。 on:有効 off:無効 |
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -sfunc HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : Elog Level : 3 Elog File Size(KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Intermittent Error Monitor : off Dynamic I/O Path Control : off(10) KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -msrv HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -adrv HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 4096 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -pdrv HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -lic License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -audlog Audit Log : off Audit Log Category : - Audit Log Facility : - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -lbpathusetimes Times Same Path Was Used : 1 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -expathusetimes Times Same ExPath Was Used : 100 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -exrndpathusetimes Times Same ExPath Was Used(R): 1 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -pstv Physical Storage View : off KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
パス情報を表示する場合,-pathパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタを指定すると,項目を選択して表示したり,パス情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,パス情報の表示項目を説明します。
表6-12 -path -itemパラメタで選択できる表示項目と指定する後続パラメタ
選択できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
PathID※ | なし |
PathName | pn |
DskName | dn |
iLU | lu |
ChaPort | cp |
Status※ | なし |
Type | type |
IO-Count | ic |
IO-Errors | ie |
DNum | dnu |
HDevName | hd |
IEP | iep |
HBAPortWWN | hbaportwwn |
Physical-LDEV | phys |
Virtual-LDEV | virt |
Physical-DskName | vid |
Physical-iLU | vid |
Physical-ChaPort | vid |
パス情報の表示項目とその説明を「表6-13 パス情報の表示項目」に示します。表の見出しについて,次に説明します。
表示項目 | 説明 | |
---|---|---|
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 | |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 | |
PathStatus | 表示対象のパスの状態です。
|
|
IO-Count | 表示対象のすべてのパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 | |
IO-Errors | 表示対象のすべてのパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 | |
PathID | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。 ホストの再起動時に割り当てられます。また,ホストを再起動しないで新規LUを追加する場合には,HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)の実行時にそのLUの各パスにパス管理PATH_IDが新しく割り当てられます。 |
|
PathName※1 | - | 物理パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受ける物理パスを確認してください。次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
|
DskName※1 | DskName | ストレージシステム名です。この名前で,パスがアクセスするストレージシステムを特定できます。 次に示す3つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージシステム名として表示されます。
|
iLU※1 | iLU | ストレージシステム内のLU番号が表示されます。 この番号とストレージシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
|
ChaPort※1 | CP | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
Status | パスの状態です。
|
|
Type※1 | Type | パスの属性です。
|
IO-Count※1 | - | パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
IO-Errors※1 | - | パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
DNum※1 | - | 「-」(ハイフン)が表示されます。 |
HDevName※1 | - | ホストデバイス名です。 HDLMデバイスの論理デバイスファイル名からスライス番号を除いたもの(cUtXdY)が表示されます。 U:HDLMが予約したコントローラ番号 X:HDLMデバイスに対応するsdまたはssdデバイスのターゲットIDまたはWWN(World Wide Name) Y:HDLMデバイスに対応するsdまたはssdデバイスのLUN |
IEP※1 | - | 間欠障害に関する情報が表示されます。この項目は,-pathと同時に-iemを指定した場合だけ表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
|
HBAPortWWN※1 | - | ストレージシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が16桁の16進数で表示されます。この項目は,-pathと同時に-hbaportwwnを指定した場合だけ表示されます。 |
Physical-LDEV | - | 物理ボリュームのモデルID,シリアル番号,およびiLU 番号が,ピリオドで区切って表示されます。 この情報によって,物理ボリュームを特定できます。仮想化されていないボリュームの場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Virtual-LDEV | - | 仮想ボリュームのモデルID,シリアル番号,およびiLU 番号が,ピリオドで区切って表示されます。 この情報によって,仮想ボリュームを特定できます。仮想化されていないボリュームの場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-DskName | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム名が表示されます。 次に示す3つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージシステム名として表示されます。
|
Physical-iLU | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム内でのLU番号が表示されます。
|
Physical-ChaPort | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているCHAポート番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
項目 | Solarisでの表現 | 対応する情報 |
---|---|---|
ホストポート番号(表示例:0000) | ホストポート番号 | HDLMがHBAのポートごとに割り当てる,ホストで一意な番号(2ポートを実装しているHBAがホストに2枚搭載されている場合,0000から0003が割り当てられる) |
バス番号(表示例:0000) | 0(固定) | - |
ターゲットID(表示例:000000000000001A) | Target Id | /kernel/drv/sd.confファイルのtarget句 |
ホストLU番号(表示例:0005) | Logical Unit Id,または LUN | /kernel/drv/sd.confファイルのlun句 |
ストレージシステム | 表示内容 | ||
---|---|---|---|
-stnameパラメタ 指定なし |
-stnameパラメタ指定時(下記のモデルIDを表示) | ||
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | ||
HUS100シリーズ | プロダクトID※1 | HUS100 | HUS100 |
Hitachi Virtual Storage Platform | エミュレーションタイプ※1 | VSP | VSP |
VSP 5000シリーズ | エミュレーションタイプ※1 | VSP_5000 | VSP_5000 |
VSP G1000 | エミュレーションタイプ※1 | VSP_G1000 | VSP_G1000 |
VSP G1500 | エミュレーションタイプ※1 | VSP_G1500 | VSP_G1500 |
VSP F1500 | エミュレーションタイプ※1 | VSP_F1500 | VSP_F1500 |
仮想ストレージVSP G1000,G1500およびVSP F1500※2 | エミュレーションタイプ※1 | VSP_G1000 | VSP_G1000 |
VSP Eシリーズ | エミュレーションタイプ※1 | VSP_Ex00 | VSP_Ex00 |
VSP Gx00モデル | エミュレーションタイプ※1 | VSP_Gx00 | VSP_Gx00 |
VSP Fx00モデル | エミュレーションタイプ※1 | VSP_Fx00 | VSP_Fx00 |
HUS VM | エミュレーションタイプ※1 | HUS_VM | HUS_ VM |
VP9500 | エミュレーションタイプ※1 | VP9500 | VP9500 |
VX7 | エミュレーションタイプ※1 | VX7 | VX7 |
P9500 | エミュレーションタイプ※1 | P9500 | P9500 |
XP8 | エミュレーションタイプ※1 | XP8 | XP8 |
XP7 | エミュレーションタイプ※1 | XP7 | XP7 |
LU情報を表示する場合,-luパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタ,-c -itemパラメタを指定すると,項目を追加して表示したり,LU情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,LU情報の表示項目を説明します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu Product : VSP_Fx00 SerialNumber : 410017 LUs : 3 iLU HDevName Device PathID Status 001020 c4t50060E8012271B11d0 ssd7 000000 Online ssd6 000003 Online 001021 c4t50060E8012271B11d1 ssd5 000001 Online ssd4 000004 Online 001022 c4t50060E8012271B11d2 ssd3 000002 Online ssd2 000005 Online KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view(-vstv), 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
表6-16 -lu -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
SLPR | slpr |
PathName | pn |
ChaPort | cp |
CLPR | clpr |
Type | type |
IO-Count | ic |
IO-Errors | ie |
DNum | dnu |
IEP | iep |
Physical Device | pd |
DPC | dpc |
Physical-LDEV | phys |
Virtual-LDEV | virt |
Physical-Product | vid |
Physical-SerialNumber | vid |
Physical-iLU | vid |
Physical-ChaPort | vid |
すべての項目 | all |
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu -item dpc Product : HUS100 SerialNumber : 9203008 LUs : 3 Dynamic I/O Path Control : on* iLU HDevName DPC PathID Status 000006 c6t5d0 on 000000 Online 000003 Online 000007 c6t5d1 off 000001 Online 000004 Online 000008 c6t5d2 on 000002 Online 000005 Online KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
表6-17 -lu -c -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
SLPR | slpr |
LU情報を表示する場合に,表示される項目とその説明を「表6-18 LU情報の表示項目」に示します。見出しについて,次に説明します。
表示項目 | 説明 | |
---|---|---|
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | |
Product | ストレージシステムのモデルIDです。 | |
SerialNumber | S/N | ストレージシステムのシリアル番号です。 |
LUs | ストレージシステム内のLUのうち,HDLM管理下のLUの総数です。 | |
Dynamic I/O Path Control | - | ストレージシステム単位にダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定情報が表示されます。 on:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が有効に設定されています。 off:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が無効に設定されています。 -:ダイナミックI/Oパスコントロール機能をサポートしていません。 ストレージシステム単位の設定と異なる設定のLUが含まれる場合,表示された「on」または「off」のあとに「*」が付加されます。 |
iLU | ストレージシステム内のLU番号が表示されます。 この番号とストレージシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
|
|
SLPR※1 | SLPR※2 | LUが属するSLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ストレージ論理分割機能がサポートされていないストレージシステム内のLUが表示対象の場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 また,iLUが仮想化されているボリュームの場合も,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
HDevName※1 | - | ホストデバイス名です。 HDLMデバイスの論理デバイスファイル名からスライス番号を除いたもの(cUtXdY)が表示されます。 U:HDLMが予約したコントローラ番号 X:HDLMデバイスに対応するsdまたはssdデバイスのターゲットIDまたはWWN(World Wide Name) Y:HDLMデバイスに対応するsdまたはssdデバイスのLUN |
DPC | - | LU単位にダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定情報が表示されます。 on:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が有効に設定されています。 off:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が無効に設定されています。 -:ダイナミックI/Oパスコントロール機能をサポートしていません。 |
Device | - | SCSIデバイスのタイプ(「sd」または「ssd」)と,対応するインスタンス番号が表示されます。 |
PathID | - | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。ホストの再起動時に割り当てられます。また,ホストを再起動しないで新規LUを追加する場合には,HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)の実行時にそのLUの各パスにパス管理PATH_IDが新しく割り当てられます。 |
PathName※1 | - | 物理パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受ける物理パスを確認してください。次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
|
ChaPort※1 | - | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
CLPR※1 | - | CHAポートが属するCLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ただし,次に示すものが表示対象の場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。
|
Status | - | パスの状態です。
|
Type※1 | - | パスの属性です。
|
IO-Count※1 | - | パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
IO-Errors※1 | - | パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
DNum※1 | - | 「-」(ハイフン)が表示されます。 |
IEP※1 | - | 表示対象のパスが,間欠障害と見なされ,自動フェイルバックの対象外になっているかどうかが,表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
|
Physical Device※1 | - | SCSIデバイスの構成情報です。/devicesディレクトリ以下の物理デバイスファイル名が表示されます。 |
Physical-LDEV | - | 物理ボリュームのモデルID,シリアル番号,およびiLU 番号が,ピリオドで区切って表示されます。 この情報によって,物理ボリュームを特定できます。仮想化されていないボリュームの場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Virtual-LDEV | - | 仮想ボリュームのモデルID,シリアル番号,およびiLU 番号が,ピリオドで区切って表示されます。 この情報によって,仮想ボリュームを特定できます。仮想化されていないボリュームの場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-Product | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステムのモデルIDが表示されます。 仮想IDを使用していない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-SerialNumber | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステムのシリアル番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-iLU | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム内でのLU番号が表示されます。
|
Physical-ChaPort | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているCHAポート番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。 |
- | Paths | 表示対象のLUに対して,認識されているパスの総数が,10進数で表示されます。 |
- | OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
項目 | 説明 |
---|---|
HbaID | HBAポートIDです。 |
Port.Bus | Port(ホストポート番号,16進数)とBus(バス番号,16進数)がピリオドで区切って表示されます。 |
HBAPortWWN | ストレージシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が,16桁の16進数で表示されます。 この項目は,-hbaと同時に-portwwnを指定した場合だけに表示されます。 |
IO-Count | 表示対象のパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
IO-Errors | 表示対象のパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
Physical Device | HBAポートの構成情報です。/devicesディレクトリ以下の物理デバイスファイル名が表示されます。 |
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -hba HbaID Port.Bus IO-Count IO-Errors Paths OnlinePaths Physical Device 00000 0000.0000 71520 0 20 20 /devices/pci@8,70000/JNI,FCE@2 00001 0002.0000 425 100 20 10 /devices/pci@8,70000/JNI,FCE@3 00002 0001.0000 1425 0 20 20 /devices/pci@8,70000/JNI,FCE@4 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
項目 | 説明 |
---|---|
ChaID | CHAポートIDです。 |
Product | ストレージシステムのモデルIDです。 |
S/N | ストレージシステムのシリアル番号です。 |
ChaPort | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
IO-Count | 表示対象のパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
IO-Errors | 表示対象のパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
表6-21 HDLMデバイス,sdまたはssdデバイスおよびLDEV情報
項目 | 説明 |
---|---|
PathID | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。 ホストの再起動時に割り当てられます。また,ホストを再起動しないで新規LUを追加する場合には,HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)の実行時にそのLUの各パスにパス管理PATH_IDが新しく割り当てられます。 |
HDevName | ホストデバイス名です。 HDLMデバイスの論理デバイスファイル名からスライス番号を除いたもの(cUtXdY)が表示されます。 U:HDLMが予約したコントローラ番号 X:HDLMデバイスに対応するsdまたはssdデバイスのターゲットIDまたはWWN(World Wide Name) Y:HDLMデバイスに対応するsdまたはssdデバイスのLUN |
Device | SCSIデバイスのタイプ(「sd」または「ssd」)と,対応するインスタンス番号が表示されます。 |
LDEV | ストレージシステムのモデルID,シリアル番号,およびiLU番号が,ピリオドで区切った文字列で表示されます。LDEVの情報によって,LUを物理的に特定できます。 |
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -drv PathID HDevName Device LDEV 000000 c4t50060E8012271B11d0 ssd7 VSP_Fx00.410017.001020 000001 c4t50060E8012271B11d1 ssd5 VSP_Fx00.410017.001021 000002 c4t50060E8012271B11d2 ssd3 VSP_Fx00.410017.001022 000003 c4t50060E8012271B11d0 ssd6 VSP_Fx00.410017.001020 000004 c4t50060E8012271B11d1 ssd4 VSP_Fx00.410017.001021 000005 c4t50060E8012271B11d2 ssd2 VSP_Fx00.410017.001022 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view(-vstv), 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -help view: Format dlnkmgr view -sys [ -sfunc | -msrv | -adrv | -pdrv | -lic | -audlog | -lbpathusetimes | -expathusetimes | -exrndpathusetimes | -pstv ] [-t] dlnkmgr view -path [-pstv | -vstv] [ -hdev HostDeviceName ] [-stname] [-iem] [-srt {pn | lu | cp}] [-hbaportwwn] [-t] dlnkmgr view -path -item [pn] [dn] [lu] [cp] [type] [ic] [ie] [dnu] [hd] [iep] [hbaportwwn] [phys] [virt] [vid] [-pstv | -vstv] [-hdev HostDeviceName] [-stname] [-srt {pn | lu | cp}] [-t] dlnkmgr view -path -c [-pstv | -vstv] [-stname] [-srt {lu | cp}] [-t] dlnkmgr view -lu [-pstv | -vstv] [ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t] dlnkmgr view -lu -item [ [slpr] [pn] [cp] [clpr] [type] [ic] [ie] [dnu] [iep] [pd] [dpc] [phys] [virt] [vid] | all ] [-pstv | -vstv] [ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t] dlnkmgr view -lu -c [-pstv | -vstv] [-t] dlnkmgr view -lu -c -item [slpr] [-pstv | -vstv] [-t] dlnkmgr view -drv [-pstv | -vstv] [-t] dlnkmgr view -hba [-srt pb] [-c | -portwwn] [-t] dlnkmgr view -cha [-srt cp] [-t] KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2022, Hitachi, Ltd.