Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Solaris用)
HDLMを使用している場合,HDLMコマンドの動作ログは,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)の統合トレース情報ファイル(/var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/hntr2n.log(nはファイルの番号))に出力されます。
統合トレース情報の出力量が多い場合,情報が短時間で削除されてしまうことがあります。また,一度に出力される統合トレース情報が多い場合,一部がバッファに取り込まれないで,統合トレースファイルに保存されないことがあります。必要な情報を保存しておくために,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリの設定を変更して,統合トレースファイルの容量,およびバッファの容量を増やしてください。増加量はシステムへの負荷を考慮して決めてください。
統合トレースファイルの設定のデフォルト値と推奨値を次の表に示します。
表3-29 統合トレースファイルの設定のデフォルト値と推奨値
設定 | デフォルト値 | 推奨値 | |
---|---|---|---|
統合トレースファイルのサイズ | 256(KB) | 4096(KB) | |
統合トレースファイルの数 | 4 | 8 | |
監視間隔当たりのバッファサイズ | 監視間隔 | 10(秒) | 5(秒) |
バッファサイズ | 64(KB) | 256(KB) | |
監視間隔当たりのメッセージの出力件数 | 監視間隔 | 0(秒) | 0(秒) |
メッセージ出力件数 | 0(件) | 0(件) |
Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)がすでにインストールされていた場合,設定値は引き継がれます。設定を変更する場合は,HDLM以外のプログラムでの使用状況を考慮して変更してください。
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