Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Solaris用)
HDLMが検知した障害情報やトレース情報は,統合トレースファイル,トレースファイル,障害ログ,HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)のログおよびsyslogに採取されます。これらの障害情報から,障害状況の把握や原因の解析ができます。
それぞれのログで採取できる障害情報について次の表に示します。
ログ名 | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
統合トレースファイル | HDLMコマンドの動作ログが採取されます。 | デフォルトのファイル名称を,次に示します。 /var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/hntr2[1-16].log 統合トレースファイルの出力先ディレクトリおよびファイルのプレフィックスは,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)のユティリティで指定します。 |
トレースファイル | HDLMマネージャのトレース情報が,ユーザの設定したレベルで採取されます。障害が発生したときに,設定を変更してトレース情報を採取することがあります。 | トレースファイルの名称を,次に示します。 /var/opt/DynamicLinkManager/log/hdlmtr[1-64].log |
障害ログ | 検知した障害の中で,ユーザが設定したレベルの障害情報が採取されます。デフォルトでは,検知したすべての障害情報が採取されます。 |
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HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)ログ | dlmcfgmgrユティリティ実行時のログを採取します。 | ログファイルの名称を,次に示します。 /var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr[1-2].log |
syslog | ユーザが/etc/syslog.confファイルまたは/etc/rsyslog.confファイルで設定したレベル以上のHDLMのメッセージが採取されます。※Information以上の情報の出力を設定することをお勧めします。 syslogは,テキストエディタで確認できます。 |
デフォルトのファイル名称を,次に示します。 /var/adm/messages syslogのファイルパスは,/etc/syslog.confファイルまたは/etc/rsyslog.confファイルで設定します。詳細はSolarisのマニュアルを参照してください。 |
user.info /tmp/syslog.user.log
障害レベルについては「2.12.2 障害情報のフィルタリング」を参照してください。
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